夜が更けるにつれて店内は多くのビール好きで賑わってくる。本格的なクラフトビールが飲めるとあって、客の半数以上が外国人の日も少なくない。
ビールがもたらす国際交流。常連客に蓮さんのいいところを聞くと、「笑顔、人懐っこさ、あとはお酒が強いところ」。
「7番は舌がビリビリしますよね」「発泡日本酒みたい」というやりとり。次々に来店する客に、蓮さんは入り口のドアを開けて応接する。
「〇〇さん! やだー、嬉しい! 久しぶりにお会いできて元気が出ました!」。
こんな出迎え方は完成形の看板娘にしかできない。
一人ひとりに心のこもった言葉をかける。おばんざいを食べ終わったので、大人気だという「鶏カラボール」(700円)を注文。こちらも絶品だった。
ボール状の唐揚げを割るとジューシーな鶏肉が登場。なお、店内にはDJブースもあり、定期的にDJイベントを行っている。
2月24日(月)はFantastic Plastic Machineの田中知之氏が登場。クラフトビール、創作料理、そして看板娘の神対応を堪能した。では、お会計をお願いします。
退店時もドアを開けて見送ってくれるスタイル。読者へのメッセージも書いてもらいましたよ。
インスタのハッシュタグで蓮さんのいろんな表情を見られます。【取材協力】ANOTHER8住所:東京都目黒区下目黒1-2-18 横河ビルヂング101電話:03-6417-9158https://sakahachi.jp/another8/>連載「看板娘という名の愉悦」をもっと読む石原たきび=取材・文