Gクラス(2018年〜)先代は軍用車両を民生化したモデル。2018年、約50年ぶりのフルモデルチェンジが行われたが、ほかのSUVとは異なり、ラダーフレーム構造は先代と同じ。ただし足回りやステアリング機構は一新され、最新の安全機能を装備。エンジンは3Lディーゼルターボ、4Lツインターボがある。急勾配や一輪しか接地しないような地形でも走行できるオフロード性能も備えている。
EQC(2019年〜)新世代のメルセデス・ベンツを示す、
同社初の電気自動車。車名の「EQ」は電気モーターで走るモデルを、「C」はCクラス相当の車格を意味する。GLCクラスより少し長くて幅が狭く、同じくらいの高さというプロポーションだ。前後に電気モーターを搭載し4輪を駆動させる。最高出力は408ps、最大トルクは765N・m。満充電での航続可能距離は400km(WLTCモード)だ。
メルセデスAMG GTメルセデス・ベンツのハイパフォーマンスモデルを手掛けるメルセデスAMG社が、完全自社開発した2人乗りのスーパースポーツカー。4Lツインターボで後輪を駆動させる。最高出力476ps〜585psまで4グレードがあるほか、オープンカーのロードスターもある。Eクラスをベースに同様のカスタムを行った4ドアのAMG GT4ドアクーペもあり、こちらは4WDとなる。
世界初の実用的なガソリン車を開発したメルセデス・ベンツ。社内では「我々には、発明した責任がある」という言葉が受け継がれているという。その責任感が、現在も巨大グローバル企業として躍進している理由と言えるだろう。
籠島康弘=文