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2020.01.24

[TOY CAR STORY]世界に一台だけのフィアット・パンダ。黄×黒の塗装完成!

TOY CAR STORY vol.4●「オーシャンズ仕様のカスタムカー、つくります!」 と、高らかに宣言して始める「TOY CAR(トイ・カー)」プロジェクト。大人がドキドキ・ワクワクする最高にオモチャな車の仕上がりまでを追う。
2代目フィアット・パンダの4WDモデルをベースに、大人が遊べる最高にオモチャなカスタムカーをつくる本プロジェクト。進行中だったオリジナルカラーでのボディ塗装がついに完成した!
前回はカードローブの田島さんにDIYオールペンのコツを教えてもらったが、今回は世にも珍しい黄×黒パンダ、その塗装完了までを見ていこう。
教えてくれるのは今回ももちろん、
田島直哉(たじまなおや)さん
1977年生まれ。輸入車を中心とした車の販売とスタイリングを手掛けるカーショップ、Cardrobe!(カードローブ)代表。以前はビームスに勤務。センスのいい車を求めて訪ねる人が後を絶たない。オーシャンズとともにトイ・カーつくりを進めてくれる。
 

脱脂で手を抜いたらすべてが台無し!?

前々回は、塗料が付着しやすいよう紙やすりでボディ表面に細かな傷を付けるサンディングを行い、前回は塗装のコツを教えてもらったが、塗装前にさらにもうひとつ、大切な作業工程がある。それが「脱脂」だ。
今回使用しているタカラ塗料のDIY塗装用「刷毛・ローラーセット」(3人用・1万円)の中に含まれている脱脂剤。柔らかい布に染み込ませて車の塗装面を拭くようにのばしていく。脱脂剤が手につかないようにゴム手袋は必須だ。
「脱脂は、もとのボディ塗料に含まれている油分を抜く作業です。油分が残っていると、上から塗料を塗ったときに弾かれるので、隅々までしっかりやる必要があります」。(田島さん ※以下カッコ内はすべて)
脱脂されていない部分は色が浮いてしまう。ゆえに脱脂がまだらだと、まだら色の、あまり可愛くないパンダができあがってしまうのだ。
「今回はタカラ塗料さんの脱脂剤を使いますが、念入りにやるなら、まず家庭用洗剤で脱脂してから、脱脂剤で仕上げるという方法もあります」という田島さん。
それにしても、脱脂前にサンディングしたこともあり、もとの色艶がなくなっているうえ、脱脂しても、あまり見た目が変わらない。ホントに脱脂されてるのかな? と思わず指で触れようとしたら「ダメですよ! 触ったら指の油分が付いちゃいます」。
いくら肌がカサつきがちなオーシャンズ世代だといっても、肌の油分がゼロになることなどはない。だから指で触ったり、つまずいて手をついたりするのは厳禁なのだ。


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