この激アツなコラボを見るに、ネイバーフッドというブランドは、そのクリエイションにカルチャーを重んじることがよくわかる。2018年の東京コレクション期間には、ランウェイのショーではなく、デジタルハードコアバンド、アタリ・ティーンエイジ・ライオットのライブを披露した点にも顕著だ。
そして、今季展開するオーストラリア発祥のサーフカルチャーが育んだアグとのコラボレーションも、一見すると意外に映るかもしれないが、そのカルチャーやブランドの背景に敬意を評す姿勢を見てきた我々であれば案外必然に思えてくるから不思議だ。
今回注目したいのは、シューズとともに展開されるグローブとイヤーマフである。アグが誇る上質なシープスキンの肌触りで、冬のスタイリングをホット&クールに仕上げてくれる。
ここにストリートなスタイルを盛り上げる小物をセレクトするセンスは、25年周年を迎えたブランドの矜恃ともいえるもの。この機会にぜひ試してみたい。
清水健吾=写真 来田拓也=スタイリング 髙村将司=文