OCEANS

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さて、佳織さんの実家は花屋だ。
「子供の頃は落ちている花びらを拾って妹と色水を作ったり、切り刻んで『はい、料理ができました』なんて言いながら遊んでいました」。
ウェブ
こちらが店のウェブサイト。
しかし、店は多忙のため、夏休みや冬休みになると北海道にある母方の実家に預けられた。
「札幌の北東部にある砂川という町で、おじいちゃんとおばあちゃんが毎日のように車で連れていってくれたんです。近くに『北海道子どもの国』っていう公園があって、そこの池の鯉にエサをあげるのが好きでした」。
おじいちゃん
水泳も教えてくれたおじいちゃん。
高校時代は吹奏楽部でホルンを担当。始発で朝練に向かい、部活が終わると20時から塾で勉強、終電近くで帰宅するという生活だった。
「当時は普通の高校生みたいに遊びたいと思っていましたが、いま振り返ると楽しかった記憶しかないです。2年生のときは東関東大会で金賞、3年生で銀賞を獲れました」。
定期演奏会
高校最後の定期演奏会の様子。
卒業後も部活動は続けた。
「1、2年生が授業をしている時間帯は学校に入れないので、近くの地区センターで打ち合わせをするんです。そこが開くまでは公園で時間を潰していました」。
公園
誰が一番長くぶら下がれるか大会(紫の上着が佳織さん)。
高校卒業後は、「音楽は趣味にしておきたい」という理由で音大ではなく一般の大学に進学した。アルバイトはこのお店のほか、銭湯チェーン「おふろの王様」でも行っている。
「一緒に働いているおばあちゃんに料理を教えてもらいました。玉子焼きに湿気ったポテトチップスを混ぜると美味しいわよ、とかそういうレベルですけど」。
なお、この日はプレミアムフライデーで15時に仕事が終わったという男性客がいた。「この子のいいところ? 笑顔ですかね。あと、性格が真面目」。
お客さん
プレミアムフライデーにプレミアムモルツを飲んでいた。


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