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看板娘、登場

看板娘
「お待たせしました〜」。
こちらは料理長の綾香さん(30歳)。「酒女」は海女(あま)と掛けたのかと思ったら、イタリア語で酒を意味するamor(アマ)から取ったそうだ。さらに、南阿佐ヶ谷にあるやきとんと地酒が売りの本店、「こたろう」の「た」を抜いて「うろこ」とした。
暖簾
「た抜き」すなわち「たぬき」は商売繁盛の象徴。
「最初は『魚のうろこまで大事に使おう』という意味だったので、さっきのは後付け(笑)。皮は煮出してスープにするし、アラもちゃんと使います。だから、うちはゴミがほとんど出ないんです」。
これは料理もかなり期待できそうだ。
メニュー
毎日変わるフードメニュー(かわいいイラスト付き)。
おすすめを聞くと、「今日はプリプリの車海老が入っていますよ」。素晴らしい。
食材
大分県の国東半島に浮かぶ姫島産。
国内ではトップクラスの生産量を誇る姫島の養殖車海老は味が抜群。綾香さんも「めっちゃ好き」だという。
車海老
「怒ると尻尾を開くんです。バルタン星人みたいでかわいいでしょ」。
よし、「活!! 車海老踊り喰い」(780円)と、お通しは「3種」(500円)でお願いします。
お酒と料理
来た!
光り輝く「どぶビール」は酒を酒で割っているにも関わらず、喉の奥にすっと入る。これは目からウロコが落ちた。
お通しは左から「あん肝の灰汁煮」、「納豆のチヂミ」、「アボカドの南蛮漬け」。いずれも丁寧な仕事ぶり。
そして、何といっても車海老がすごい。口内にくっつくようなプリプリ、モチモチ。楽しみすぎて最後に取っておいたが、その時点でもまだ皿の上で跳ねていた。


3/5

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