若かりし頃に仲間たちとバンドを組んでいて、「今でもたまにギターを弾くことがある」あるいは「押入れに眠っている当時の“相棒”をもう一度復活させたい」。今回は、そんな永遠のバンドマンたちのためのアイテムをご紹介。
「技」と銘打たれたこいつを使えば、当時の熱狂が鮮明に蘇ってくる。
ギタリストたるもの、アンプの音量はなるべく大きくしたい。だが、ご近所への影響を考えると、ボリュームは絞らざるをえない。必然的に、防音設備のない自宅で演奏するときは、ヘッドホンの存在がマストになってくる。そこで採り入れたいのが、この「WAZA-AIR」だ。
数々の名機と呼ばれるエフェクターを輩出するなど、ギター関連製品のブランドとしてプロ・アマを問わず高い評価を得ているボス。そんなボス独自のワイヤレス技術と、立体音響テクノロジーを融合。臨場感がとにかくものすごいのだ。
準備は、ギターにトランスミッターを接続して、あとはヘッドホンを頭に装着するだけ。迫力あるギターアンプのサウンドを楽しむことができる。
スタジオのような奥行き感のあるサウンドが聞ける「サラウンド・モード」、内蔵センサーが頭の向きを検知してサウンドの聞こえる方向が変化する「スタティック・モード」、アンプのサウンドと再生した楽曲が背後から聞こえてくる「ステージ・モード」の3つのモードがあるので、シーンに合わせて使い分けできる。
大人になったからと音楽を諦める必要はない。音響にこだわったスタジオで演奏したり、リスペクトしているバンドとステージ上で対バンしたり。テクノロジーという“技”でいろいろなことが自在にできるから、むしろあの頃よりもロックな毎日が戻ってくるはずだ。
[問い合わせ]ボス(ローランド)050-3101-2555www.boss.info/jp中山秀明=文