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スケーターが指名買いする“挑戦的な時計”

安藤 変に“置きに行かない”ところが、なんとも良いんです。今年の「グリップ」もそう。
ラグジュアリーブランドのスゴい時計【4】グッチ「グリップ」
スケートボードの世界からインスピレーションを得た「グリップ」/グッチ
スケートボードの世界からインスピレーションを得た「グリップ」。リリースが決まったときにはオーシャンズでも大きく取り上げた。SS(イエローゴールドPVD加工)ケース、35mm径、クオーツ。20万円/グッチ(グッチ ジャパン クライアントサービス 0120-99-2177)
広田 あれを見た瞬間、安藤さんの顔がすぐに思い浮かびました。好きだろうな、と。
安藤 もう手に入れました(笑)。色はゴールドで、ケースにもブレスにもこれでもかって「インターロッキングG」が入ってるやつ。
ブレスにはたくさんの「インターロッキングG」が。
広田 グリップは、中身はよくあるクオーツムーブメントなんですけど、それでこんな重いディスクを回転させるなんて、時計専業メーカーだったら絶対にやんないですよね(笑)。
安藤 視認性も全然良くない(笑)。でもそんなのグッチには関係ない。時間を知りたけりゃ、スマホで確認すればいいじゃん、みたいな。ロックな気分というか、してると自分が強くなった気分になる(笑)。
広田 ひとつの方向性として、超アリ。
安藤さんの私物。しっかり馴染んでいる。
安藤 世界の潮流は「ラグジュアリーストリート」ですから、この時計はまさにドンピシャじゃないかと。もちろんオフタイムでの活躍は間違いないです。この前、六本木ヒルズのグッチのスタッフと話してたら、この時計に限っては指名買いらしいんですよね。スケボーを脇に抱えて買いに来る人もいるとか。僕は、あえてビジネスでしたいです。カチッとしたスーツに合わせても「ハズし」としてカッコいいし、見た人は絶対に気になるから会話の糸口にもなる。挑戦的な時計をしている自分に酔えるし(笑)。
広田 グッチにしか作れない時計ですよね。
安藤 だと思います。来年にはグリップの新作のスペシャルモデルが発売される予定ですが、これがまた良い。真面目な話、買いたいんですよねー。でも、たぶん瞬殺だと思います。グッチの商品ラインナップにあって、時計はかなりリーズナブルなんですよ。洋服なんかよりも買いやすい。だからグッチの入門編としても、買いやすいジャンルだと思います。
 
※本文中における素材の略称:SS=ステンレスステール
[問い合わせ]
グッチ ジャパン クライアントサービス
0120-99-2177

関 竜太=写真 いなもあきこ=文
 


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