いろんな曲がり角の37.5歳に、薬膳ママからツマミのレシピをお届け。旬な食材を使ったツマミをアテに、美味しくカラダを整えよ!
寒さも深まってきた今日この頃、少しペースダウンしたい時季だけど、あいにく年末に向かってフル回転。休む暇なんてありません。
そんな人のために、新年に向けてエナジーチャージできる2つの食材が「牡蠣」と「栗」。年末年始のパーティーでのもてなしにも良しな、ポイント高めな酒のアテと、〆のご飯の2品を紹介します。
ひと皿目「牡蠣のハーブスパイスオイル漬け、オン・ザ・たたみいわし」
生牡蠣、牡蠣フライ、牡蠣のオイスターソース炒め……。牡蠣の美味しい季節がやってきました。牡蠣は、栄養価が高く、しかも低脂肪。薬膳的には、
滋陰(【
じいん】身体の中から潤す)効果や
安神(【
あんじん】不眠に効く)効果もあり、まさに忙しいオーシャンズ世代にぴったりの食材。
今回は、ハーブのタイムと島とうがらしを効かせたオイル漬けのレシピをご紹介します。
タイムには抗菌作用が強く酒酔いを防ぐ効果があり、島とうがらしの
開胃(【
かいい】胃の働きを正常にして食欲を促す)効果と合わせて胃腸の調子を整えてくれます。添えた大根おろしは消化によく、更に消食効果のあるサンザシの粉末をプラスして、年末年始の食べ過ぎ、飲み過ぎの助っ人になってくれること間違いなし。
さらに、牡蠣と同様に不眠や目の疲れにも良いたたみいわしを下に敷いて、盤石の体制の盛り付けです。
[材料]2人分 牡蠣 6個(小さめなら8個くらい) たたみいわし 2枚 オリーブオイル(漬け込み用) 200ml 大根 100g タイム 枝付き2本 島とうがらし(青唐辛子でもよい) 2本 サンザシ(粉末) 小さじ1 オリーブオイル(炒め用) 適量 醤油 約小さじ1 [作り方] ① 牡蠣は塩水を入れたボールで、ふり洗いして汚れをとり、真水でサッと洗いざるにあげる。 ② フライパンにオリーブオイルをひき、①の牡蠣を入れサッと火を通す程度に焼く。 ③ オリーブオイルに島とうがらしを小口切りにしたものとタイムを枝つきのまま入れ、醤油を加える。 ④ ②の牡蠣を③のオイルに1時間ほど漬ける。 ⑤ たたみいわしを火でこんがり炙って盛付け皿にのせ、その上に④の牡蠣を盛り付ける。 ⑥ 大根はすりおろし、サンザシの粉末を混ぜ、牡蠣の脇に添えて完成! |
オイル漬けの牡蠣は冷蔵庫で7日ほど保存できるので、多めに作って少しずつ食べるのもおすすめですよ。
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