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ふた皿目「栗と鶏肉の蓮の葉おこわ」


秋の代表的な食材である栗は、補腎(【ほじん】身体に元気を蓄える働き)効果抜群で足腰の衰えにもいいので、寒い冬にも定期的に食べていただきたい食材。
温中(【おんちゅう】お腹を温める)効果があり体力低下を補う鶏肉とあわせて、忙しい年末に向けて調整しましょう。もち米が入ったおこわのもちっとした食感が、すーっとした蓮の葉の香りにマッチして、一杯飲んだあとの〆にもぴったりです。
[材料]2人分
栗(甘露煮またはご飯用むき栗) 8個
鶏もも肉 100g
しめじ 50g
えのき 30g
うるち米 1合
もち米 1合
酒 30ml
みりん 30ml
醤油 大さじ1
水 200ml
蓮の葉(乾燥) 4枚[作り方]
① うるち米、もち米は研いでざるにあげておく。
② 鶏もも肉は1.5cm角に切り、しめじとえのきは石づきを取ってほぐす。
 鍋に水、酒、みりん、醤油を入れ火をかけ、の具材と栗を入れて、ひと煮立ちさせて味をつける。(ご飯と炊くので汁気は残す)
④ 炊飯器または鋳物ホーロー鍋に、の米との煮た具材(煮汁も)を合わせて炊き上げる。
 蓮の葉は半分に切ってを軽く湿らせ、その上に8等分にしたご飯をのせ包む。これを8個つくる。
⑥ セイロでを3〜5分くらい蒸し、蓮の葉の香りをつける。包みを開いて器に盛り付けたら出来上がり!
 

もし、蓮の葉が手に入らなければ、炊きあがったのおこわをそのまま器に盛り付けて(写真上参照)召し上がってください。
[薬膳ママからひと言]
最後に、冬の養生法を。冬はエネルギーを体内に溜め込もうとします。あまり動き回って「気」を消耗しない方がいい季節です。今回ご紹介した「腎」をパワーアップさせる食材を摂って、ゆっくりお風呂に入って、たっぷり睡眠。身体を冷やさないようにしてくださいね。
ママの「おばんざい屋」編はこちら。
小池美枝=写真・文


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