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ローラーで塗るか? ハケで攻めるか?

自動車工場なら、エアスプレーでガンガン塗装することもできるが、フツーは塗料のエアスプレーなんて持ってない。今回の塗料をつくってくれたタカラ塗料も、当然その前提でハケとローラーをカーペイントセットのなかに用意してくれている。それにハケやローラーのほうが、ワイワイ楽しみながらやれるのでDIY感が出るってものだ。
大きい面はローラーで。
「大きな面を塗るときはローラーで、細かい部分を塗るときはハケで、と使い分けることが基本」と田島さん。
細かな部分はハケで。
ローラーで広い面を効率的に塗り、ローラーの一部が浮いてうまく塗装できない(車の外装は大体カーブしており、真っ平らな部分はほとんどないのだ)ところはハケを使う、という感じだ。
 

液ダレ注意! ハケやローラーへの塗料の付け過ぎは厳禁

水性塗料は乾くのが早い。塗料がタラ〜とタレて、そのまま水滴状に乾いてしまと、塗装面に凹凸ができてしまう。
塗装面に塗料を乗せ過ぎるとこのようにタレてくる。これは放置せず乾く前に伸ばそう。
またバケツから取り出したばかりで塗料を最も含んだ状態のときの、ハケやローラーの第一投(最初に触れる)部分はほかより塗料が付着しがちだ。薄く伸ばさずそのまま放置すると、やはり乾いて凹凸(液ダマ)の原因になる。液ダレ&液ダマは仕上がりのキレイさに直結するで要注意だ。
「ハケやローラーに、塗る前から塗料がタレるほど沢山含ませるのは厳禁です。バケツ内でこれでもかとしっかり余分な塗料を落としてから塗るのがポイントですね」。
バケツの縁でトントンと塗料を落とす。ちょっと落とし過ぎ? ぐらいでちょうど良い。
ローラーを塗る部分に押しつけると塗料がタップリと出てくるので、軽く塗装面に当てる程度が◎。
塗る方向は、基本は上から下へ。下へ下へ向かって塗るようにすれば、もしタレてもすぐにハケやローラーでタレを押さえやすくなる。
上から下へ。塗る方向を揃えれば塗装も均一になりやすい。
「ちなみに、いちばん最初は比較的平らで塗装のしやすいボンネットで塗る練習するのが良いと思います。どれくらい塗料をハケやローラーに含ませればいいか、どれくらい伸びるのか、ローラーを押さえる強さはどのくらいかなどを確かめてから、液ダレしやすいドア部分などの90度の部分に挑戦したほうがいいでしょう」。
 

とにかく薄く塗る、それを重ねていく。が基本

「ハケやローラーにあまり染み込ませないなら、塗装が薄くなるんじゃ?」と思うだろうが、その通り。1回塗った程度ではまったくもって薄い。しかし、それでいいのだ。
一度目の塗りはこれぐらい。まだまだ元の塗装の色が見えている。
「一度塗って、乾いてからまた塗る。これを繰り返して薄い色を重ねていくと、次第に想定している色に近づいていきます。最低でも3回ぐらいは必要ですね」。塗り重ねる回数は、実際の塗装面を見ながら、求める色になったかどうかで判断しよう。
一度目が乾いたら、2回目を塗り始める。指で塗装面を軽く押さえて指紋がつかなければ乾いたサイン 。
折り目の部分や凹凸のある部分は、塗りにくいこともあり、同じ1回でも塗りが浅くなってしまう箇所が出やすいのでより慎重に、ハケも使いながら塗るようにしたい。


4/5

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