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POINT1:自分で塗るなら水性塗料を

前回に続いて、塗料が弾かれないようボディ表面の油分を落とす「脱脂」を行ったあとに、ようやく塗料を塗る。
今回使用するタカラ塗料の水性塗料のDIYキット「刷毛・ローラーセット(3人用)」1万円。今回塗るフィアット・パンダのボディ用に3kg、ルーフ用に1kgの水性塗料を用意してもらった。
今回使う塗料は水性塗料。「近年の水性塗料は、油性塗料と比べても撥水性や耐久性に遜色はなく、扱いも簡単。しかも乾くまでは水で洗い流せて、刺激臭も抑えられているので、初めてのDIYペイントに適した塗料ですね」(田島さん ※以下カッコ内はすべて)。
 

塗りやすくするために、少し薄める

塗料は粘度が高いと塗りにくく、その結果伸びが悪くなって塗装面にハケ目が残ったり、ローラーなら塗りムラができて凹凸が残りやすくなる。そのため希釈、つまり薄めて使う必要がある。
「水性塗料の場合はたいてい水道水での希釈でOKです。希釈率は商品によって異なりますが、今回の塗料は5〜10%と同封されているガイドに記載されているので、この範囲で希釈しましょう」。希釈率に5〜10%などと幅があるのは、気温によって希釈率を変える必要があるからだ。
今回は、タカラ塗料のセットに同梱されている水性塗料用希釈液を使用。ほとんどの場合が水道水で薄めてOKだ。
例えば冬の寒い時期は塗料が硬くなっているため、希釈率を高め、暑い時期はその逆に、という具合、ここはしっかり計量しながら薄めていこう。


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