ホテル、いかない?●ハイセンスなカプセルホテルや、体験が売りのコンセプトホテル、泊まらずとも特別な時間が過ごせるシティホテルなど、TOKYO 2020に向けて急速に変わりつつある東京のホテル事情。それをチェックしたら、ねぇ、ホテル行かない?
ホテルの楽しみは宿泊だけではない。大人の男たるもの一度は体験してほしいのが、ホテルのバーで楽しむジャズライブだ。
食事や酒を味わいながらライブを楽しめる店は都内に数多くある。だが、ホテルのそれは、街角のものとは一線を画す非日常感があり、社交場と呼ぶにふさわしい空気が漂っている。なかでも、特別なひとときが過ごせる2軒を紹介しよう。
ニューヨークよりもニューヨークなJAZZ時間
ライブパフォーマンスが楽しめるバーの先駆け的存在が、開業25周年を迎えた「パーク ハイアット 東京」52階にある「ニューヨーク バー」だ。同じフロアのレストラン「ニューヨーク グリル」で食事をしたことがあるという人はいても、バーに訪れた経験を持つ人は少ないかもしれない。このバーは、8割強が外国人客というインターナショナルな空間だからだ。
だが、一度この空間に足を踏み入れたら、今まで来訪しなかったことをきっと後悔するに違いない。
音の響きも考慮された8mの天井高を誇る店内の窓からは、ホテルの建つ新宿の夜景はもちろん、東京タワー、スカイツリーまでが一望。
驚くべきはミュージシャンとの距離の近さだ。あえてステージは作らず、客席と同じ高さで演奏するスタイルになっている。ボーカリストは3~4カ月ごとに海外から呼び寄せているというだけあって、そのソウルフルな歌声は圧巻! 52階全体に響く大音量でパワフルな演奏と窓一面に夜景が広がる空間は、ニューヨーク在住のゲストでさえ「ニューヨークよりもニューヨークらしい」と称えるほどだ。
ライブだけでなく、ホテルならではのフードやドリンクのクオリティの高さも魅力のひとつ。
フードは日本各地の厳選素材にこだわった通常メニューだけでなく、ニューヨーク グリルのアラカルトメニューをオーダーすることもできる。
アルコール類はニューヨーク グリルのセラーにある180種類ものカリフォルニアワインをはじめ、上質なフレッシュフルーツを使ったカクテルも用意。ラインナップはとにかく豊富なので、スタッフに好みを伝えるなど、バーならではのコミュニケーションも楽しみたい。
吸い込まれそうな夜景、おいしい料理と酒、心地よいジャズナンバーに加え、外国人ゲストから聞こえる多彩な言語のさざめきが、本当にニューヨークにいるような気分を演出してくれる。
しかもこのバー、予約を受け付けていないので、リフレッシュしたいときや、パワーチャージしたいと思ったときに、ふらりと訪れて音楽と酒に酔いしれることもできる。一度体験したら、再訪したくなること間違いなしだ。
パーク ハイアット 東京 「ニューヨーク バー」住所:東京都新宿区西新宿3-7-1-2 52階電話番号:03-5323-3458営業時間:17:00〜24:00(木・金・土曜は25時まで)ライブ演奏:20:00〜23:45(月〜水曜)、20:00〜24:30(木〜土曜)、19:00〜22:45(日曜)※ライブタイムは2500円のカバーチャージ(税別 宿泊者は無料)。日曜のライブはボーカルなしのインストゥルメンタルwww.restaurants.tokyo.park.hyatt.co.jp/nyb.html 2/2