>連載「夫たちが知らない、妻の本音」をはじめから読む妻が夫に言えない本音を聞き出す連載の第8回。
前回、妻たちがずっと心に溜め込んでいる夫への代表的な不満10選をご紹介しました。
今回は、なぜ不満を夫にストレートにぶつけられないのか、その理由をご紹介します。
Q.夫に対して言いたいことを言えずにいる理由を教えてください。
「養ってもらっている負い目があるから」(岐阜県・44歳)
「言えば喧嘩になるから。相手のほうが口が強いから口論になると勝てない。言い返せずにストレス溜まるくらいなら、言わないほうが賢いと思っています」(茨城県・39歳)
「いい大人なのに、なぜこんなことまで言わないといけないのかと思ってしまう。自分の子供なら育てる義務があるが、夫を育てるのはうんざりです」(宮崎県・42歳)
「言っても直らないから、言うのが疲れる」(千葉県・41歳)
「夫には共感力が不足しているし、そういうグチをこぼせば、私の努力不足のように言われるだけなので」(大阪府・44歳)
「言っても無駄だから。いつか『卒婚』という三行半を渡すまでは、少なくとも今の生活でいるしかないため、あまり雰囲気悪くしても……という感じです」(沖縄県・44歳)
外で働いていないことに負い目を感じている
専業主婦であるために、外で働いている夫に対して負い目や引け目を感じている女性は多いようです。今回のアンケートのなかではズバリ「自分が専業主婦だから」(大阪府・45歳)という回答もありました。
妻が専業主婦になることは、多くの家庭では夫婦で話し合って、お互いに納得してそういう選択をしたのではないかと思います。だから、本当は引け目を感じる必要はないはず。
もし妻が専業主婦でも、子育てや家事が自分のキャパを超えているのなら、それを夫に相談したり、手伝ってほしいと頼んだりするのは悪いことではないと思います。
だって会社や職場でも、もし自分のキャパを明らかにオーバーしていて、周りに迷惑がかかりそうだったら、早めに上司やチームの仲間・同僚に相談するのは社会人としての常識。それと一緒なのではないかと思うのです。
その一方で、女性のなかには、こうした相談や改善が苦手な人もいます。その場合、建設的な話し合いではなくて、どうしても夫への「文句」として言ってしまうかもしれません。そうすると、言われたほうは責められたと感じ、いい気持ちはしないですよね。
そこで、できれば夫のほうから困っていること、大変なことはないかと、たまには聞いてみてもらえると、妻のほうも話しやすいのではないでしょうか。
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