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2020.01.16

かぞく

「自分の都合で子供を叱るな!」妻が怒った、夫から子供への身勝手発言

モンスター夫
「モンスター夫が許せない」とは・・・
第3回では、夫たちの子供への叱り方が妻の怒りを買ったケースを紹介します。

Q. 夫が子供に対して言った発言で、許せないと感じたこと、あるいはドン引きしたことがあれば具体的に教えてください。

「旦那に子供を預けて出掛けると必ず喧嘩をして子供を泣かせたうえに、『こいつ頭がおかしい』と子供のことを本人の前でけなす」(鹿児島県・42歳)
「子供を頭ごなしに叱って、その理由を言わない。 当然子供は何で叱られたかわからない」(大阪府・44歳)
「『これからの世の中、人の言うことばかり聞く子供になってはいけない』、『主張できる子供にならなければならない』と言っておきながら、一日一緒に過ごして自分の思い通りにいかないと『言うことを聞け!』と怒っていた」(京都府・43歳)
「息子に『お前は部活動でもレギュラーが取れない、成績も上がらない、人間のクズやね』と投げた言葉、最低でした。ヤル気を奮い立たせたいのだろうけど、それからの親子関係は最悪で、息子はお父さんを嫌いになりました」(長崎県・43歳)
「苦手な教科の宿題をやることがすごく時間がかかって大変なのですが、なかなかできない子供に対して『もうやっていかなくてもいい』と怒ったときには引いてしまいました」(愛知県・44歳)

子供への叱り方で夫婦間にギャップが生じる理由とは?

現代の日本では、共働き家庭が多くなったとはいえ、家事や子供の身の回りのことを中心的に行うのは母親、という家庭がまだ多いと思います。子供が幼児であれば、食事の準備、お風呂に入れる、決まった時間に寝かしつけるなど、子供が健康で成長するようにと、母親たちは子供の衣食住すべてにおいて気を使うわけです。
食事の準備ひとつ取っても、大人に食事を作るのとは違い、簡単ではありません。好き嫌いをなくすように工夫したり、栄養バランスを考えたりするのはもちろんのこと、決まった時間に食べさせる、飽きたり、気分にムラがあって食べないこともあるので、それを、あの手この手で工夫して食べさせるなども大変な仕事です。
食事のあとには、お風呂に入れる、歯磨きをさせる、寝かしつけると続きますが、すべて「やりなさい」と言っただけでできるわけではないですし、それが毎日毎日続くのです。はっきり言って面倒なことの連続です。
母親たちは、そういったことに日々休みなく向き合っているわけです。
前置きが長くなりましたが、こういったことがあるからこそ、母親たちは、子供のちょっとした心身の変化にも気が付けるというわけなのです。
パパたちも、子育てにまったく関わっていないわけではないと思いますが、やはりいちばん近くで見ているママたちに比べると、少し子供との距離があると思います。だから、妻から見ると「その叱り方、言い方はどうなの? 子供の気持ちがわかっていない!」ということになるのです。
子供への叱り方について、夫婦間でギャップがあるのは、その点が原因となっていることが多いのではないでしょうか。


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