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2019.10.12

初物づくしのPHEVフェラーリは、スーパーカーを超えた存在だ

「このフェラーリは、少数のものではない。みんなのものだ」。
ブランド初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」。フェラーリ極東・中東エリア統括CEOディーター・クネヒテル(Dieter Knechtel)氏。
こう話したのは、フェラーリ極東・中東エリア統括CEOディーター・クネヒテル(Dieter Knechtel)氏。
ブランド初となるプラグインハイブリッドモデル「SF90 Stradale」のローンチを発表したプレミアでのひとこまである。
背後のモニターにあるように、これまでの“スーパーカーを超えた”存在となるエポックメイキングな一台。そのモデル名に付いたSFとは、フェラーリが擁するレーシングチーム“Scuderia Ferrari(スクーデリア・フェラーリ)”のイニシャルで、それだけでも「SF90 Stradale」が特別な存在だと理解できる。
そもそも、あの“跳ね馬”がプラグインハイブリッドというだけでも興味が湧くが、実体を見て、初めの興味は驚きに変わり、心を一気に掴まれた。
フェラーリのブランド初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」
フェラーリを象徴するロッソボディに大胆に入ったメタリックグレーのライン、どこかアメリカンな雰囲気も漂わせるテールのデザイン。
フェラーリ初となるプラグインハイブリットモデル「SF90 Stradale」
いい意味で予想を裏切られるルックスは、ブランドにとっての新たな時代の幕開けを思わせる。それは、中身においても同じくだ。
搭載するのはV8ターボエンジン。フェラーリ8気筒史上最高となる出力780CV、残る220CVを3基のエレクトリックモーターから供給するもので、最高速度は340km/h、0〜100km/hまでは2.5秒という驚異的なスペックを誇る。


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