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2019.10.06

ディーゼルカー最強説。欧州名門のスポーツモデルで実力検証する 

ディーゼルカーという選択●1990年代には悪者のようにやり玉に挙げられていたが、技術の進歩により環境規制をクリアし、最近は日本国内でも多くのメーカーから登場しているディーゼル(軽油)カー。
環境性がクリアになることで、ディーゼル独特のねばりのある走りやパワー、燃費が評価され、選ぶ人も多くなってきている。電気という選択肢も一般的になったここにきて、エンジン車の救世主に変わろうとしているディーゼルカー。今乗るべき最新車種を紹介しよう。
ヨーロッパでは、島国の日本と違い、国と国が陸続きで、どこまでも道が続いて隣国やその先までも走ることができる。それもあってヨーロッパでは、燃費が良くて、アクセルを踏み込まずとも強いパワーを感じられるディーゼル車が昔から人気だ。
最近では、ヨーロッパメーカーのスポーツモデルでもディーゼル搭載車が増えている。
それは決して“妥協の産物”ではなく、技術進化によって生まれた最強のモデルと言って良いほど。そんなディーゼル先進国ヨーロッパのスポーツモデルを見ていこう。
 

攻めるときも流すときも気持ちいい
BMW 8シリーズ

攻めるときも、ゆっくり流す時も気持ちがいい BMW 8シリーズ
「840d xDriveクーペ」車両本体価格1260万円。
「駆け抜ける歓び」を掲げる同社の、最上級にラグジュアリーかつスポーティなクーペ&カブリオレが、8シリーズ。この8シリーズにも3L直6ディーゼルターボエンジン×8速ATモデルが用意されている。
同社のスポーツモデルの頂点ともいえるべき8シリーズにディーゼルという組みあわせは少し意外かもしれないが、低回転域から最大トルク680Nmを発揮する力強い加速感をもたらすディーゼルエンジンは、スポーティな車と相性がいいのは当然なのだ。

しかもBMWは低速用と高速用の2つのターボを備えることで、低速時は軽やかな走りを、高速時には優雅でゆとりのある走りを実現している。また瞬時に駆動配分を制御する4WDを搭載し、どんな路面状況でもスムーズに気持ち良く駆け抜けることができる。攻めるときも、ゆっくり流すときも気持ちがいい。そんなBMWらしい余裕の走りを、存分に味わえるモデルと言えるだろう。


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