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取り付けは簡単だがフル機能を使うなら業者に依頼するのが無難かも

実勢価格2万円程度という価格は、通常型の2カメラタイプのドラレコと大きくは変わらない。プラスアルファの機能に加え、スマートフォン感覚で操作できる使い勝手の良さも考えれば、YA-350のようなスマートミラー型のドラレコは、なかなか魅力的な製品といえる。
保存
記録映像は、設定した時間ごとに分割されたMOVファイルとして、フロント映像とリア映像が別々に保存される。
ただしYA-350を試用した感想でいえば、導入時にはいくつか注意点もある。今回、ある意味でいちばんの“失敗”となったのは、備え付けされているルームミラーのサイズ確認を怠ったことだった。
ミラー
先ほども書いたが、YA-350はルームミラーに被せるように装着するしくみとなっているため、ルームミラーがYA-350よりも小さいことが前提となっているのだ。
筆者の愛車は、ルームミラーが大きかったため、写真のようにYA-350をズラして装着することになってしまった。より正しい映像を得るためには、あらかじめ小型のルームミラーに換装しておく必要がある。YA-350の購入を検討する際には、まずルームミラーのサイズをチェックしておくべきだろう。
また、商品説明では「どなたでも簡単に設置可能」とあるのだが、バックモニターとして利用するための配線に限っては、素人にはハードルが高い。よほどクルマいじりに自信がある人以外は、素直にディーラーや修理工場に装着を依頼したほうが安心といえる。
電源
YA-350本体の電源は、専用ケーブルを使いシガーソケットから取る。シガーソケットが埋まってしまうことにも注意してほしい。
ということで、ルームミラーの換装や工事費といったトータルのコストを考えると、最終的にはドラレコ&プラスアルファの機能に見合った感じなのかな、というのが正直な感想。とはいえ、決して高い買い物ではないと思うので、これからドラレコを導入する人にとって、有力な選択肢のひとつとなるはずだ。
そして、うっかり書き忘れていたのだが、個人的に感じたYA-350の大きな魅力がこちらである。
リア
なんとこの商品、本体やケーブル、そしてSDカードといった必要装備一式が同梱されているだけでなく、こんなマグネットステッカーもついてくるのだ。あおり運転対策には、意外とコレが威力を発揮してくれるのかもしれませんなぁ。
【取材協力】
ティエークリエイティブ
https://ta-creative.club/
石井敏郎=文・撮影


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