「糖質オフ男」とは…オフィスライフの日常風景といえばランチ。おひとりさまでゆっくりじっくり自分時間を楽しむのもいいが、糖質オフ男は断然仲間を連れ立っていく。しかも3人と決まっているのだ。
なぜ「3人」なのか。会話を楽しむ黄金律? いやいや、そんなヤワな動機じゃない。秘密は「シェア」にある。
オフィス街のランチは、定食に丼モノ、麺と、炭水化物メインのメニューが多い。かといってサラダランチだけだと低カロリーすぎて、午後の仕事に支障が出そう。そこでオフ男は「3人」なのである。
まず、連れて行くメンバーは若い後輩2人が望ましい。注文するメニューは先輩たるオフ男が一方的に決める。一見パワハラだが、最終的には後輩も喜ぶランチスタイルとなるので本文を最後まで読み進めてほしい。
さて、今日のランチはイタリアンレストラン。おしゃれな店内で夜はデートにも使えそうな雰囲気だが、ランチは結構ボリュームが多めで満足感が高いため、オフ男も重宝している。
そして、注文。まず、オフ男は大好きな「本日のパスタ」を。次に後輩分として「サラダランチ」と「牛のグリル&ライス」、最後に「取り皿6つ!」で締める。つまり「シェア」である。
注文したパスタ、サラダ、牛のグリルを3等分して、ひとり2枚ずつある取り皿に分ける。こうすることで、糖質メインのパスタは3分の1の量。さらに、牛のグリルとサラダも適量を手に入れることができる。いつもならワンプレートのシンプルなランチが、3種のメニューが並ぶバラエティに富んだ食卓に! そしてなんといっても、炭水化物の摂取量が減り糖質オフ!
もちろん、「牛のグリル&ライス」のライスは若い後輩たちだけでシェア。なんだかトクしたのか損したのかわからない後輩の困惑顔を前に、ひとりご満悦のオフ男であった。
この「ランチは3人でシェア」の法則、洋食系の大体のお店ならカロリー低めのメニューもラインナップされているので、大手ファミレスチェーンなどでも応用できそうだ。しかし、和定食メインのお店だとご飯とおかずを交換しない限り糖質オフは難しいので、そのときは「ご飯少なめで!」の一択である。
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