親の本音は……「ハタチを超えてから」
●我が子の恋愛、何歳から許しますか?
・何歳でもOK 8.5%
・法的に婚姻可能な年齢になったら 12.5%
・20歳以上 27.3%
・22歳以上 16.5%
・25歳以上 23.3%
・30歳以上 1.1%
・何歳でもダメ 1.1%
・わからない 9.7%
先ほどのアンケートでは、小学生でも恋人がいる子も存在する結果が出たが、親の本音はこちらの通り。約7割の親が、子供が恋人を作るのであれば20〜30歳以上がいいと回答した。
実際、子供たちは10代のうちに恋人を作る可能性が高いということを考えると、あくまでも親の願望に過ぎないのだが……。子供の恋愛事情を拘束しようというわけではなく、成人して人として責任のある立場になってから、好きなように恋愛してほしいのだ。
このように、親として子供の恋愛への願望を持っている人は多いように感じたため、最後に「我が子のパートナーに求める条件」についても、深掘りしてみた。
●息子の恋人、または妻に求める条件はどんなものですか?
「誠実、地に足がついている、思いやりがある、気がつく」(44歳・男性)
「思いやりがあって、優しい。わがままを言わない。誠実な人」(45歳・女性)
「常識を持ち、自分を律することができる人」(44歳・男性)
「人間関係が良好に保てる人柄、性格、行動」(45歳・男性)
「息子を一番に想ってくれている。家族を大切にする人」(41歳・女性)
「息子が選んだ人なら条件はこれといってない」(40歳・女性)
●娘の恋人、または夫に求める条件はどんなものですか?
「安定した職に就き、生活力があること」(40歳・男性)
「ちゃんと生活してくれる人。たとえば、お給料を使い込まない人、DVしない人など」(42歳・女性)
「誠実であること。娘を不幸にしない」(41歳・男性)
「人格。絶対に暴力を振るわない。家族に愛情を注ぐ。仕事に責任を持つ」(43歳・男性)
「家事に協力的で思いやりがあること」(40歳・女性)
「心身共に健康。人の気持ちを理解しようとできる人。また頭も気持ちもスマートな人」(40歳・女性)
どちらの回答にも共通したのは「誠実であること」。我が子を傷つけることなく、寄り添ってくれる人であってほしいという願いが透けて見え、子供を想う親であれば当然ともいえる回答が並んだ。
そして若干ではあるが、娘のパートナーに対する要望のほうが力強さを感じたのは気のせいだろうか? 経済面、人柄、スペックなど、さまざまな側面で息子のパートナーよりも求められるものが具体的に感じた。
こうして見てみると、親は子供の恋愛に口うるさく言わないまでも、心の中では言いたいことがある人が多いよう。最終的には「子供が好きなように」となるが、やはり我が子のことをまったく気にせず手放しにするのは難しいのだ。しかし、恋愛は人間の本能的行動でデリケートな話題。アドバイス程度ならいいが、子供の恋愛を左右するような拘束は親子の仲を損ないかねないので、ご注意を。
アンケート協力=ファストアスク