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■スタイリスト 菊池陽之介さん
「20年経っても格好いい。こんな車ほかにないですよ」

菊池陽之介●スタイリスト。業界内の信頼も厚く、芸能人のスタイリングも手掛ける。娘2人と息子を持つ3人のパパで、自身でキッズアパレルブランドのディレクションを行う。
「この車は、もう20年以上前に作られたもの。でも今乗っても快適だし、壊れないし、大きな故障もまったくないですね」。
というのはスタイリストとして多方面で活躍する菊池陽之介さん。乗るのは1995年式のランドクルーザー プラドだ。
ランドクルーザー プラド(70系)

1990年から1996年まで販売された、プラドの名を冠した初代。ヘビーデューティーを想定したランドクルーザーよりも、やや街乗りを意識したライトユース向けにつくられたプラド。駆動系の一部に取り入れた電子制御やオートマモデルの導入など、街でも気軽に乗れる本格4WDとして、現在でも変わらぬ人気を誇る。
日々多くの服を運ぶスタイリストという仕事柄、たくさん荷物が載せられて、東京の細かな道も走れて、毎日安心して使えるタフさがあるのは必須条件。
「この車体のサイズに慣れたら、日本の道でも不便を感じたことはあまりないですね。僕の事務所も道の細い中目黒の住宅街にありますが、問題なくすんなり入れます」。
3.0Lのディーゼルエンジンを積んだ菊池さんのプラド。基本的には全部気に入っているといういうが、「バックドアに付いていたスペアタイアだけ、ドアが重くなり過ぎたので取りました」とのこと。
「頑丈さに関してはさすが日本が誇る世界のランクルって感じで、ほんとに壊れない。もともと『砂漠の真ん中を走っても壊れずに帰って来られる』というコンセプトの車ですから、仕事で毎日あちこち移動するうえでも、この信頼感は助かってますね。
あと、ランクルは重たい車のイメージがあると思いますが、ターボエンジンなので高速道路での加速もいいし、スピードを出しても走りはガタつかずスムーズです。しかもディーゼルなので財布にも優しいのが、毎日乗る身としてはホントにありがたいですね」。

実用面で使える車であることも、菊池さんがランクルを好きな理由。しかしいちばんの理由は、ほかにあるという。
「やっぱりね、格好いいんですよ(笑)。このプラドも、フェンダーミラーやホイールなど一部イジッたりはしていますが、ほとんどそのまま乗っていて、20年以上経った今も十分格好いい。実用性もあって、今でも街中で振り返られるぐらい格好いい車なんて、なかなかないですよね」。
菊池さんが感じている、そしておそらく多くのランクル好きも感じている「ランクルの格好良さ」は、どこからくるのだろうか。

「もちろん、単純な“見た目”としての格好良さはあります。でもそれ以上に、ランクルっていう車種がつくってきた独自のカルチャーというか、ずっと変わらない背景みたいなものも含めて惹かれるんだろうなと思います。タフなオフローダーという普遍的なコンセプトを突き詰めた車だから、時代が変わってもチープにならない。
その普遍的なコンセプトに、日本車ならではの機能性や頑丈さがあるっていうのもいい。もう20年以上前のこの車を、海外のセレブなども欲しがるわけですからね。すごいですよ」。
 
モデルチェンジを繰り返しながら長年販売され続けている車は数多くあるが、長年の歴史の中のどのモデルも人気がある車は珍しい。
映画で言えば007シリーズのように、時代や主演が変わっても、常に同じ世界観でワクワクドキドキさせ続けてくれる。そんなランクルはきっと、車の「移動手段」以上の価値を、これからも我々に教えてくれるに違いない。


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