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ギアを選ぶ基準は、劣化ではなく“優化”するかどうか

重弘さんの「モノ」に対する姿勢には哲学がある。キャンプギアを選ぶときも、キーワードになるのは“優化”だ。
「日本の場合、住宅も車も“新しいことに価値がある”という前提だと思いますが、僕は必ずしもそうは思わないんです。特に、昔作られたモノは今では考えられないような凝った造りが多く、とても価値があると感じます」。
キャンプギアを選ぶときも、使い込んでいくことで劣化するのではなく“優化”していくかどうかが基準。例えば、テフロン加工のものは手を出さないという。
「買ったときが最も良い状態のものは、あとは経年劣化していくだけで、捨てることが前提の買い物になっちゃいますから」。
そんな重弘さんこだわりの“三種の神器”がコレ。
なんとこれは4〜5年前に自作したシェルターテント。今でもいちばん使用頻度が高いという。
通常のランタンより一回り小さなヴィンテージの「ATOM75」。重弘さんいわく「雰囲気抜群です」。2018年9月26日に投稿。
ガス缶のカバーも斧のカバーも自身で手掛けたレザークラフト。経年とともに良い味が出てきている。2016年10月12日に投稿。
愛する車に、愛するギアを積んで出掛けるキャンプ旅。「日本ほどキャンプに適した国はないです。日本にいるのにキャンプに行かないなんてもったいない」と語る重弘さんの言葉は、非キャンパーをも駆り立てるに十分な説得力があった。
今後の重弘さんの写真はインスタグラムにてチェック!
 
ぎぎまき=取材・文


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