プジョー e-Legend
スポーツカーデザインの新たな可能性
2018年9月のパリモーターショーで初披露されたのがプジョーのe-Legend。先ほどのアウディと違って、まだまだコンセプトカーレベルだけれど、その分もっと先の未来を僕らに見せてくれる。
往年の名車504クーペを彷彿させるレトロなボディラインとは裏腹に、自動運転時代を見越した数々のアイデアが詰まっているのがe-Legendだ。
ちなみに電気自動車は内燃機関の車と比べて、一般的に部品点数が1/3まで減ると言われている。つまり、それだけ自由にデザインできる余白が生まれるため、内燃機関の車にはできなかったデザインが可能になるというわけだ。
モーターやバッテリーのスペックは未定だが、通常走行モードとスポーツカーのように猛々しいモードも用意される予定という。加えて実装予定の自動運転モードとなると一転、ハンドルが格納される仕組みも備える。従来ハンドルやカーナビゲーション、エアコンなどのスイッチ類が並んでいた部分は49インチという大画面のディスプレイで覆われるのみ。
速いだけがスポーツカーじゃない。未来は走りたいときだけ思いっきり走りを楽しみ、市街地などではリビングで寛ぐように車内でスマホをいじったりしていればいい。スポーツカーの楽しみ方まで変えてくれる車だ。
3/3