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2019.05.24

ファッション

「買い物しなくてもいいので」とディレクターが言うビオトープ フクオカの価値

東京と大阪に店舗を構えるセレクトショップ、ビオトープ。その3店舗目となる「ビオトープ フクオカ」が4月26日、福岡にオープンした。
「ビオトープ」の名を体現するように、外構からグリーンが並ぶビオトープ フクオカ。
東京店、大阪店ともに、「ただ服を買う以上に、どんな体験ができるか」にこだわった店づくりをしているビオトープ。
5年ぶりに登場したその新店舗は、カフェレストランとショップ、そして植物を扱うナーセリーが入った複合店舗になっており、服を買うつもりがなくてもずっと居たくなる場所になっている。
 

福岡のランドマークに加わった、新たな憩いの場

福岡のランドマークである大濠公園の南端。国体道路沿いの緑に囲まれた場所に「ビオトープ フクオカ」はある。
ショップの前後ともに緑に囲まれている。
福岡の中心的な繁華街からはバスで約15分。道路の左右に広がる景色が、街から緑豊かな風景に変わるちょうどその場所にできたビオトープ フクオカには、幹線道路沿いながら森の中に佇むログハウスのような、しっとりとした空気が流れている。
ビオトープのブランドディレクターである迫村 岳さんは、「場所はとても大切にしました。ただ良いお店というだけでなく、お店と周りの環境が心地良いこと。ここは大濠公園と護国神社に挟まれていて、周りはすべて緑。気持ちいい風が抜けて、景観もすごく良かったんです」と語る。
レストランのラウンジ席として使われる屋上のルーフバルコニーは、大濠公園の緑が目の前に迫る。
「その土地のランドマークになるような店を」というビオトープのコンセプトどおり、ここが初めからあったランドマークの大濠公園の一部であるように、すでに周囲に溶け込んでいた。
この緑に囲まれた清々しい空気の中で買い物やカフェが楽しめるとあれば、それだけで立ち寄る価値のある場所と言えるだろう。


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