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朝も昼も夜も。いつでも来れて、いつもいい


「ビオトープ フクオカ」は2棟の建物からなり、1階はレストラン。そして一方の2階はショップ、3階はラウンジ。もう一方の棟の2階は植物を扱うナーセリーが入る。
1階に入るカフェレストラン「ラムジオ」のオープンは朝9時から。イタリアンをベースに、紅茶やスイーツにも力を入れる。瑞々しい緑に囲まれながらの朝食は、間違いなく気持ちいい1日のスタートを切らせてくれる。
「ティラミス」(900円)は、今の季節はいちごとともに。季節によってメニューや使う食材は常に変わっていくという。
ランチやディナーでも、地元産にこだわった食材からなるメニューは季節ごとに内容が変わり、買い物ついでと言わず食事目当てにも立ち寄りたい。
地元産食材にこだわった豊富なランチメニュー。
広々とした2階のショップフロアには、アパレルからアイウェア、アクセサリー、そしてスキンケアやランドリーグッズなど、さまざまな角度から物欲が刺激されるアイテムが並び、緑の借景を眺めながらゆっくりと見て回ることができる。
迫村さんも「ショップ内のソファやテーブルにもぜひ座ってゆっくり見て下さい。服を買わなくても(笑)、窓の外の緑を眺めているだけで癒されますよ」とのこと。
もうひとつのオススメはルーフバルコニー。3階のラウンジと繋がっており、目の前に広がる大濠公園の木々に、森林浴をしながら食事やお酒が楽しめる空間になっている。
夜はほのかなライトアップによってより落ち着いた雰囲気に。3階は夜11時まで営業しているので、家族とでもデートでも、ゆっくりと流れる時間につい長居してしまいそう。
ルーフバルコニーは全体か階段状になり、大人数でも入れる。
 

博物館? 植物園? ビオトープ フクオカでしか楽しめない買い物を

もちろんショッピングを楽しむにも、普通のセレクトショップとは一味違う。
今回、ビオトープ フクオカ限定で作られたトーストフット&アイギアのスニーカーと、オーラリーのロングスリーブTシャツ。
ビオトープ独自の目線でセレクトされたセンスの良いアイテムはもちろん、ビオトープ フクオカでは、1940年代や’70年代など、ともすれば博物館クラスのハイブランドのヴィンテージアイテムも取り扱えている。
迫村さんは「3店舗目のビオトープは、東京や大阪のショップのファンの方々が来ても満足してもらえる店にしたかったんです。だから扱うアイテムも、ほかと違うことは必須でした。出張や遊びのついでにビオトープ フクオカに来てくれた人が、来て良かった、また来たい、と思ってもらえる店じゃないと意味がないので」という。
通常、白と黒の陶器を作ることが多い吉田直嗣氏。ビオトープをイメージしたグリーンの器を特別に作ってくれたという。
そのほかにも、陶芸家の吉田直嗣氏がビオトープ フクオカのために製作した陶器や、ビオトープ フクオカだけで購入できる多数の別注アイテムを揃える。
そして今回特に力を入れたというのが、別棟の2Fにあるナーセリー。国内外から集めた常時数十種類に及ぶ植物を揃え、リビングにも置ける小さな多肉植物から、国内ではなかなか見ることのできない珍種まで、数々のグリーンが所狭しと並ぶ。
多種多様なグリーンで埋め尽くされるナーセリー。
そのバラエティに富んだ見たこともないグリーンの品揃えは、さながら小さな植物園のよう。
グリーンだけでなく、センスの良い大小の鉢も用意。
 
緑溢れる公園のそばで、朝から夜まで、ここでしか出合えないアイテムや食事と、ゆるやかな時間を過ごす。ディレクターの迫村さんの言葉どおり、ビオトープ フクオカは服を買わなくても楽しめる、福岡で我々を迎えてくれる心地良い家のような店だった。
 
[ショップデータ]
ビオトープ フクオカ
住所:福岡市中央区赤坂2-6-30
電話:092-751-7061
営業:レストラン9:00~23:00(1F)、11:00~23:00(3F)、ショップ11:00~20:00、ナーセリー11:00~20:00(日曜は全館19:00まで)、不定休
www.biotop.jp


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