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望遠レンズ、あえて寄りで撮るとこうなる

一般的に、遠くのものを撮ることに優れた望遠レンズだが、焦点距離の長さを活かして近くのものを撮影すると、キレイなボケが作れることは見逃せない。
例えば、こんなシーンで役立つ。
撮影の様子
蟻を見つけて、興味津々のひかりちゃん。(野尻さん撮影)
撮影写真
望遠レンズで、2〜3m離れたところからこっそりズームして表情を激写。(野尻さん撮影)
近づいてしまうと意識されるから、こっそり撮りたい! しかもアップで愛らしい表情を切り取りたい! そんなオトーチャンのジレンマも望遠レンズが解決してくれる。
 

4時間の青空写真教室を経て、感覚にも変化が

朝早くに公園に集合した我々だが、気が付けば午後になっていた。子供たちも走り回ってウトウトしてきたところで解散。4時間あまりの青空写真教室だったが、野尻さんに感想を聞いてみると……。
「本格カメラには苦手意識がありましたが、使いこなせる機能が増えるたびに面白くなってきましたね。最初はカメラに撮らされている感があったのが、使い勝手がわかるようになると、カメラが手にフィットしてきたような感覚に。撮りたい写真のイメージをフィルター越しに実現できるのが楽しいですね。今回学んだことを早速、活かしてみたいです」。
学びを得られた様子。今回紹介したのは基本が中心だったが、少しの知識と練習で仕上がりは格段にレベルアップする。まずは相棒となる一台を見つけて、実際に撮影しながら経験値を積んでいただきたい。
吉澤健太(フォトグラファー)
ファッション、インテリア、車、時計、旅……多岐にわたるジャンルから引っ張りだこのカメラマン。クリエイターのためのワークスペース「rakuda」を運営しており、クリエイター同士の交流 、情報発信の場となるワークショップなどの活動にも取り組む。個人向けにカメラ選び、写真の撮り方、子供撮影といった依頼も請けている。
井出眞諭=写真 諫山由梨子=取材・文


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