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UVプリンターで手作りグラフィックをいろんな対象に印刷してみる

10cmほどの厚みがある素材でも対応でき、さまざまな凹凸表現まで可能。グロス加工や半透明印刷だって叶えられる。
樹脂を固めながら構成していく3Dプリンターに対して、紫外線を照射しながら、対象にインクを定着させるのがUVプリンター。木材やコルク、プラスチックなど、従来ではプリントの難しい素材でも問題なく印刷できるのが特徴だ。
「鏡面でなければ大抵の素材に印刷でき、テクスチャーまで表現できる画期的マシン。畳やタイルなどの手触りだって再現できます」。
 

Adobeのイラストレーターでグラフィックを作成

デザイン作成の定番ソフトであるイラストレーターなら、初心者でも操作しやすい。
最初にイラストレーターによってデザイン作成を。「aiやjpeg、PDFなどの保存形式に対応しています」。デザインが完成したらプリントする対象のアウトライン(形状)を、イラストレーター上で指定。不要な紙をUVプリンターに入れてテスト印刷し、位置を確定させる。そして、正しいポジションに印刷対象をセット。
 

制御ソフトにデザインデータを送る


完成したデザインを専用ソフトのVersa Worksで読み込む。テクスチャーの種類やグロス加工など、より細かい品質を決定したら、プリンターに送信。
 

印刷自体はとてもスピーディ

データさえ作ってしまえば、印刷する対象に関わらず、完成まであまり時間はかからない。
対象が正しく置かれてさえいれば、プログラム通りのプリントが。「グロスインクを使えばシルクスクリーンの版さえ作れます」。
 

レザーにも発色良くプリント

厚みや質感の関係上、革は一般的プリンターでは使用不可。UVプリンターなら、ネームプレートやアイフォンケースなど、すでに完成した形状からでも印刷できる。
本来インクがのりにくいレザー製ネームプレートに、美しくロゴを入れられた。幅広い素材とフォルムに対応するので、活用の可能性はアイデア次第だ。


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