カジュアル軸から生まれたスーツ、いわゆるセットアップ人気が爆発している昨今。種類もいろいろあって目移りするけれど、着回しを考えれば、非ドレスブランドの機能素材セットアップに限る。
かしこまりすぎないコイツなら、バラ使いでカジュアルに着るのも自在だし、上下で着れば職場によってはオンもイケるのだ。
高機能ポリエステル「アルファドライ」を使用
「ナナミカ」のセットアップの3-WAY着回し
【パターン1】上下セット使いでビジネススーツとは異なるテック感ある生地の風合いがカジュアルコーディネイトに効果アリ。シンプルを極める白いクルーネックTシャツを合わせたスタイルもサマになる。足元のチョイスはハイテクスニーカーという手も。
【パターン2】ジャケットを使ってカバーオール調のジャケットは、スウェットパーカやデニムとの相性もこのとおり。上から下まで無彩色でまとめれば、脱力しながらもどこか上品な好バランスに。
【パターン3】パンツを使ってクライミングパンツの定番ディテール、脚を開きやすくするガゼットクロッチを備えたパンツは、高い伸縮性も相まって、リラックス感溢れるフィット。ニットやスニーカーに合わせれば、程良く力の抜けた大人の休日スタイルが完成する。
UNITED ARROWS & SONS by DAISUKE OBANA
ユナイテッドアローズ&サンズ by ダイスケ オバナ
N.ハリウッドの尾花大輔さんとのコラボコレクションより。ニュアンス満点の生地を得意とする世界的メーカー、小松マテーレのソフトな2重織り生地や、ノーボタンのデザインによるくつろいだ表情は、コーデを選ばず。その格をさらりとアゲてくれる。
D-VEC ディーベック
釣り具のダイワを擁するグローブライドが展開するブランドの1着は、動体裁断を駆使したリラックスフィットが持ち味。シアサッカー編みの綿ポリエステル生地は、表情も豊か。ココらしく撥水性も備えていて、梅雨時に重宝することお墨付きだ。
清水健吾=写真 菊池陽之介=スタイリング 松本和也(W)=ヘアメイク 秦 大輔=文 長谷川茂雄=編集