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2019.04.18

たべる

野毛の炭火焼鳥店で、看板娘に5つのツボを同時に刺激された

看板娘という名の愉悦 Vol.61
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
横浜市野毛町。はしご酒の聖地として知られるエリアだ。大岡川沿いに弧を描くように建つ「都橋商店街」は、野毛のランドマークである。
野毛の街並み
世界一美しい曲線なのではないだろうか。
しかし、昨年2月、ここ野毛に新たなランドマークが誕生した。飲み屋街のど真ん中にオープンしたフードスタジアム、「野毛一番街」だ。
野毛一番街
ジャンルが異なる6軒の飲食店が集結。
中に入ると平日にも関わらず大盛況だった。
店内
客層が若いのも特徴か。
今回訪れたのは「炭火焼き鳥 五tsubo(ゴツボ)」。文字通り、約5坪の店内で本格焼き鳥と創作串が楽しめる。
店内
カウンターの中に看板娘を発見。
彼女がイチ推しする「トマトサワー」(390円)を注文した。
メニュー
リコピン入りの健康サワーだという。
「最初の頃はトマトリキュールにアルコールが入っていることを知らずに、さらに焼酎を足すという失敗をしていました。お客さんは『美味しいねえ』と言いながら飲んでくれたんですが、最終的にはベロベロに……(笑)」
そっちのバージョンをいただきましょう。看板娘がドリンクを持ってくると、取材だということを知った常連客の間で撮影会が始まった。
店内
「いやあ、いい日に来た」と口々に。
こちらも負けてはいられない。渾身の1枚をモノにした。


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