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「サーキット生まれのファミリーカー」
メルセデスAMG GT 63 S 4マチック+

4LのV8ターボエンジンを搭載。高速道路では先行車に自動追従し、渋滞で停止・再発進する先進機能を持つ。車両本体価格2477万円。
日本ではあまり知られていないが、メルセデス・ベンツは第二次世界大戦前からモータースポーツに積極的で、現在もF1に参戦し、チームとして総合優勝も昨年で5年連続獲得している。そのモータースポーツ部門を担うのが、このスーパーな4ドアファミリーカーを作ったメルセデスAMGだ。
シチュエーションに合わせて、エンジンやミッション、サスペンションなどのセッティングが自動で切り替わる6つの走行モードを用意。
最高出力639psを発揮するV8ターボエンジンを搭載。先のポルシェと違ってモーターなしで600ps超、最高速度315km/hを発揮する。後席は3人用、つまり5人乗りで、ラゲージ容量はメルセデス・ベンツのセダン、Cクラスより広い。車線の中央を自動でキープするなど最新の運転補助機能も標準装備。
8つのプログラムから選べるリラクゼーション機能を装備。
「(東京から)ちょっと海に行ってくる!」が房総や伊豆ではなく、日本海であっても不思議じゃない。そんな安全かつ獰猛なスーパーファミリーカーなのだ。
 
どちらも最高時速300km/h、最高出力600PSを超える正真正銘のスーパーカー。なのに家族で乗れる快適性や安全性もバッチリ備えた、まさに強くて優しいオトーチャンにぴったりのファミリーカーではないか。

籠島康弘=文


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