目にも鮮やかなスカイブルーの色味もさることながら、90年代のG-SHOCK(Gショック)・ブームを通過してきたオーシャンズ世代なら丸々としたシルエットにも食いつくはずだ。
ロンハーマンがGショックとの別注第8弾で俎上に載せたのは、あの「DW-5700」。1987年に登場したGショック初のラウンドケース・モデルにして、通称“スティング”の名で親しまれた名作中の名作。英国ロックシーンのカリスマ・スティングが愛用していたことで、いつしかそう呼ばれるようになった。
この名機が30余年の時を経て復刻、エクストリームスポーツに特化した“G-LIDE”からリリースされて話題になったのは昨年の夏。オリジンの設計思想を踏襲しつつ、海遊びに欠かせないタイドグラフを追加したそいつは「GWX-5700」の名を与えられ、再び僕らの前に現れた。
“帰ってきたスティング”の別注のポイントを解説
インラインは黒抜きの文字を採用しているが、ロンハーマンは白抜きの文字に変更。マット加工を施したシックなスカイブルーに映える。さらにダイヤルと裏蓋にはオリジナルロゴを刻印した。3月16日(土)にロンハーマン各店で発売される。
ちなみに、Gショックとのコラボでブルートーンのカラーは意外にも初採用。カリフォルニアの海に育まれたショップがつくるブルーは、やっぱり一味違う。
いかにも海を愛する男にぴったりなモデルである、とまとめて異論はないだろう。
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