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「事件」を機に6年間のひきこもり期間に突入……

山田ルイ53世
中学2年の夏休み直前、「事件」は起きた。そこから6年間の引きこもり生活に入るキッカケにもなった出来事だ。
「通学路に長くてキツい坂道があるんですよ。まあ端的に言えば、僕はある日、登校途中にその坂道の途中でウンコを漏らしたんです。それで夏休み明けから学校に行かなくなった」。
14歳、多感な時期だ。「今だったら別に粗相したとこを誰かに目撃されたわけでもないし、漏らしちゃったワハハ……で済ますこともできただろうなって思うんですけどね」と語るが、14歳「優秀な山田君」の自意識はそれを許さなかった。これを機に6年間の引きこもり生活がスタートする。
最近、母校を再訪する機会があったという山田ルイ53世。数十年ぶりに訪れたトラウマの場所、最寄駅から学校まで続く長くキツい坂道を踏みしめ、驚いたという。
「びっくりしたんですよ。大人になって歩いてみたら『俺が思ってたより全然キツいし長い坂道やん!』って。普通、大人になって見てみると大したことなかったな……とか思うはずじゃないですか。その逆で思い出の中の坂道より、数倍キツい。トラウマすぎて思い出を過小評価してるんやとビックリしました(笑)」。
とはいえ数年ぶりに再訪した母校には懐かしさもこみ上げたようで、彼のために集まった当時の同級生とも再会し、思い出話に花が咲いた。
「医者になったヤツや、経営者になってるヤツもいました。まあ僕も貴族ですけど(笑)。当時は僕より全然成績悪かった人達ばっかなのに(笑)。だから人生ってわからないよなと思います」。
人生、どんなふうに転ぶかわからない。すっかり頭がロマンスグレーに染まった同級生との再会写真を見せつつ、そう言って苦笑する。


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