この歳になると、肩や腰に痛みを感じたり、末端が冷えたり、いろいろなところが気になってくる。疲れた身体をケアする手段として、やっぱり風呂は欠かせない。
フローラルな香りがする入浴剤やバスソルトなど、洒落たやつも良いが、昭和初期からのロングセラー「ノボピン松の精」なんてのも、これまたナイスなチョイスである。
「ノボピン松の精」は、100年以上続く和歌山県の老舗メーカー「紀陽除虫菊」が作った薬用入浴剤。昭和初期にドイツから輸入された入浴剤「ノボピン」をベースに、オリジナルの成分を配合。発売以来、多くの人に愛されてきた。
そんな「ノボピン松の精」が今回リニューアルされた。松の葉を思わせる心落ち着く香りはそのままに、複数の保湿成分を配合。まるで森林浴をしているような、爽快なリラックスタイムを演出してくれる。
また「薬用」というだけあって、腰痛や疲労回復の効能にも期待したい。その昔、腰痛に悩まされていた文豪・志賀直哉も愛用したというエピソードは、歴史あるロングセラー商品ならでは。
今回のリニューアルで刷新されたパッケージもイカしている。深い緑色を基調としたレトロなデザインは、懐かしさと安心感がある。容量はたっぷり入った「ボトル」と、1回分が個包装された「分包」の2タイプ。まずは分包で試して、ハマればボトルにしてみたり、小粋なギフトにしたりと、シーンに応じて使い分けられる。
その実力は歴史が証明している。こいつを湯船に入れて「ふうっ」と身体を預ければ、日々の疲れは吹き飛び、緊張していた心もほぐれていく。癒しのバスタイムで心も身体もリラックスすれば、明日からまた頑張れるはずだ。
[問い合わせ]紀陽除虫菊073-492-0010kiyou-jochugiku.co.jp中山秀明=文