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家族の一体感、爆上がり! 一進一退のミニゲーム

酒井さん一家とミニゲームを戦うのは、山口選手と筆者のペア。とはいえ、公平を期すために山口選手はストーンを投げず、スウィーピングに専念する。まずはスポーツマンシップに則り、「よろしくお願いします!」と挨拶。

先攻は酒井さん一家。息子の奏達(そうたつ)くんが、元気な掛け声とともにストーンを滑らせる。

息子の投げたストーンを、夫婦の共同作業でハウスへと誘導する。惜しくも円の手前で止まってしまうが、「ああ〜!」という悲鳴も楽しげだ。
続いて筆者がストーンを投てき。力不足なショットだったが、山口選手の目にも留まらぬスウィーピングによって意外にも伸び、ハウスへ。これには一同どよめきが起こる。

2投目を投げるのは重輝さん。すっかりサマになってきたフォームで、滑らかにストーンを投てき。さすがは一家の大黒柱、見事にハウス内、筆者のストーンより中心近くへと決めてみせた。


返す筆者は失投で、試合は酒井さん一家の一歩リード。
3投目になると試合の様相に変化が。ハウスの周辺にストーンが密集し、思うように円の中心を狙えなくなってきたのだ。相手のストーンを弾き出したり、そのバウンドを予測したりと戦略性が求められる。

重輝さんから的確な指示が飛び、それを受けて妻・昌子さんがストーンを投げる。

コンビネーションが自然と生まれる。狙い通りの位置にストーンは止まらなかったが、家族の一体感はむしろ高まっていく。

一方で、筆者のナイスショットにも喜んでくれる酒井さん一家。この和気藹々とした雰囲気も、カーリングの魅力。これでハウス内のストーンは筆者が2つ(赤)、酒井さん一家が1つ(黄)。中心近くには筆者のストーンがあり、一進一退の攻防のなか試合は終盤へ。


3/3

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