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2018.12.20

たべる

中野の海鮮割烹で、言葉遣いが丁寧な看板娘に丁寧にお礼を言った

看板娘という名の愉悦 Vol.45
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
当連載はなぜか中野という街に呼ばれることが多い。今回で5人目の看板娘である。
駅北口を出て賑やかなアーケード街、「サンモール」を進む。似ているのでいつもどっちがどっちかわからなくなるが、中野が「サンモール」、吉祥寺が「サンロード」だ。覚え方は特にない。
現在の原型となるアーケードが完成したのは昭和33年。
駅から歩くこと3分。目指す海鮮割烹、「魚々楽」に着いた。これで「ととらく」と読む。
こちらの階段でお2階へどうぞ。
取材時に知ったが、「能登のととらく(女将がよく働いて旦那が楽をする)」、「加賀のかからく(旦那がよく働いて女将が楽をする)」という表現があるらしい。
海鮮を中心にさまざまな料理メニューがあるようだ。
店内を覗くと看板娘らしき姿が見えた。
カウンターを拭いている。
さっそくオススメのお酒を聞くと「神奈川県の『隆(りゅう)』という日本酒はいかがですか?」。いただきましょう。
「究極の食中酒」とある。


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