ニットはスースー風を通すからゴルフ場ではちょと、と敬遠している人にぜひ試してほしい。
アウター的に着られる裏地付きのものから、洒落たデザインのインナー用まで、街なら主役となるアイテムを、使わない手はないと思うんだ。
トレンドのノルディック柄をスカル&クラブで表現
街でも人気のノルディック柄のニットは、ストレッチ性の高い防風用裏地が施されている。機能面も優秀だが、ラムズウールとナイロンを混紡した柔らかい肌触りの素材が、街着らしいリラックス感を与えてくれるのだ。
街でも活躍してくれるモードな配色&デザイン
ネイビー、ブルー、水色の配色が美しい、モードなテイストを感じさせる薄手のニット。糸に撥水加工を施す「アクアバウンス」という技術が用いられているので、小雨程度なら上着は不要だ。発色と風合いの良さを両立するアクリル×ウール素材。
後染めで仕上げた美しいグラデーション
ウール100%のケーブルニットを、後染めでグラデーションに。最先端のファッションブランドが得意とするようなテクニックをゴルフウェアに用いた、そのチャレンジ精神を讃えたい。
洒落たデザインに隠された優秀な保温機能
凹凸のある編み地とライン使いが洒落ているタートルネックニット。素早く水分を排出し暖かい空気を保持する「サーモライト」糸を素材に使用し、防風性に優れたタフタ素材「エアシャット」を前身頃と袖裏に施している。
防臭加工を施した技ありカーディガン
インナーとしてニットを着込むと冬でも意外に汗をかくもの。こちらのカーディガンは糸自体に抗菌防臭処理を施したコットン素材を使用。快適なラウンドが過ごせるというわけだ。トリコロールのカラーリングや袖口のボタン使いなど、デザイン面も秀逸な1着。
素材の良さを楽しめばプレーにも余裕が生まれる!?
ニット柄の定番であり、今季注目されている柄がフェアアイルだ。内モンゴル産の最高級のカシミヤと、スーパー120sという繊維の細い高品質なウールをブレンド。ウェアの良さを楽しむ余裕があれば、ゴルフをもっと楽しめるに違いない。
リブニットはゴルフにいちばん合うニットかも
普段のお洒落にも登場頻度の高いリブニット。薄手で動きやすいから、実はゴルフに打ってつけのニットなのかもしれない。袖のラインや裾のボタン使いがデザインのアクセントになっている、上品なウールニットだ。
普段も絶対着たくなるラクーンのモヘアニット
ラクーン(アライグマ)の毛を使用し、モヘア調に仕上げたクルーネックニット。保温力の高さとフワフワとした毛脚の表情が魅力だ。首&袖リブの切り替えもいい感じだから、街着に“逆輸入”したくなるね。
太田泰輔=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 石黒亮一=スタイリング 松野仁美=ヘアメイク 加瀬友重=編集・文 アクシネット ジャパン インク、テーラーメイド ゴルフ=ゴルフクラブ協力 館山カントリークラブ=撮影協力