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2018.11.08

たべる

二子玉川のビストロで、看板娘が人生で初めて飲んだお酒に酔った

看板娘という名の愉悦 Vol.39
好きな酒を置いている。食事がことごとく美味しい。雰囲気が良くて落ち着く。行きつけの飲み屋を決める理由はさまざま。しかし、なかには店で働く「看板娘」目当てに通い詰めるパターンもある。もともと、当連載は酒を通して人を探求するドキュメンタリー。店主のセンスも色濃く反映される「看板娘」は、探求対象としてピッタリかもしれない。
二子玉川、通称「ニコタマ」。ニコタマダムが優雅に暮らす街というイメージが強い。さらに、1969年に開業した玉川高島屋S・Cは郊外型ショピングセンターの先駆け的存在だ。
本館ファサードの設計は隈研吾氏。
お目当の店に向かう途中で一番好きな車、シトロエン2CV(ドゥーシーヴォー)を見かけた。これは幸先が良い。素晴らしい取材になる気がしたが、結果的にこの予感は当たった。
黄色のボディとは珍しい。
さて、今回訪れたのは「NIJYU-MARU 二子玉川店」。新宿西口にもあるビストロで、他のNIJYU-MARU業態系列店としては国内に37店舗を展開している。
「Oriental Market & Bistro」とある。
期待を胸に入店し、看板娘を探す。
あれ、いない?
予約の電話対応をしていた。
さっそく、オススメのお酒を尋ねると「サングリアはいかがでしょう? 私が人生で初めて飲んだ記念のお酒です」。
こちらですね。
彼女が自ら作って持ってきてくれた。


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