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店のいつもの味を、ご自宅で。「マイルドブレンド」


なかでも最初に紹介してくれたのは、ドトール伝統の「マイルドブレンド」。なにを隠そう、ドトールのお店で提供される「ブレンドコーヒー」の正体はこの豆だ。
「奇をてらわない王道のブレンドです。日本人の舌に合う味を追求し、苦味・酸味・甘味をバランスよく配合しました。その歴史は長く、1980年のドトールコーヒショップ開業から38年にわたって愛されています。毎日飲むコーヒーをワンランク上げたい人や、これから本格コーヒーにデビューする人におすすめです」。
実際に味見させてもらうと、中原さんの技術も相まってコクのある一杯に。王道ながらも奥は深い。
 

気分をフレッシュに変えてくれる「ロイヤルクリスタルブレンド」


続いて「ロイヤルクリスタルブレンド」。マイルドブレンドと同様、ブラジルをベースに中深煎りで仕上げている。しかし、その味わいはフレッシュさが際立つ。
「上品な甘味とさわやかな酸味、すっきりとした口当たりのブレンドです。ビターチョコレートを思わせるカカオ系の風味と、黒砂糖を溶かしたカラメルのような香ばしさを楽しめます。いつもと気分を変えたいときにぴったりですよ」。
 

個性派コーヒーを万人受けにアレンジ「ゴールデンモカブレンド」


「ゴールデンモカブレンド」は、日本人に人気のエチオピア・モカをベースに、どんな豆とも相性のいいコロンビアなどをブレンドしている。
「円熟したフルーティーな酸味と、やわらかな口当たりのコーヒーです。個性的な味わいはモカの代名詞ですが、ストレートだと好みも分かれやすい。そこに別の豆をブレンドすることで、モカの良さを引き立てつつも、老若男女に親しまれる角のとれた一杯に仕上げています」。
スイーツとのペアリングも抜群。食後のデザートのお供にしてもいいし、特別な日のテーブルに添えてもいい。目を惹く黄金色のパッケージは、ギフトにも喜ばれそうだ。
 

生産量0.1%を切る希少種「ハワイコナブレンド」


大トリはハワイの希少種・ハワイコナをベースにした「ハワイコナブレンド」。こちらは現地の直営農園「マウカメドウズ」にて、手摘みで収穫した豆を使用している。
「ハワイコナは、コーヒー全体の生産量の0.1%にも満たないと言われています。ハンドピックした豆を大きさや欠点豆の有無などで細かくグレーディング。厳しい品質基準をくぐり抜けた豆だけを使用しているのです」。
厳選に厳選を重ねた豆は、果たしてどんな仕上がりなのか。
「芳醇な甘い香りが特徴ですね。深煎りのフレンチローストなので、苦味もしっかりと主張します。おすすめの飲み方は、一杯で3段階の味の変化を楽しむこと。まずは淹れたての旨味を味わい、次に砂糖を足して甘味をプラス。最後にミルクをたっぷり注ぎ、カフェオレにアレンジしましょう。苦味の強いコーヒーだからこそ、甘味を加えても重厚なコクを味わえるのです」。


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