我々が幼いころは、PCなんてほとんどなかった。スマホなんて言葉もなかった。当たり前のようにそれらを使いこなす今の子供たちは、視力の低下が著しく、対策が必要なレベルらしい。
そんな状況で生み出された、バルミューダの新しいプロダクトに注目したい。
「BALMUDA The Light(バルミューダ ザ・ライト)」は、子供たちの目を徹底的に考えて作られたデスクライト。2つのテクノロジーが、これまでにない「子供の目を守る光」を実現した。
ひとつめは「フォワードビームテクノロジー」。視界と姿勢の関係性に着目し、医療用の手術灯をヒントに開発した独自の光拡散構造だ。前方の低く離れた場所から、広く手元を照らす。これによって、手元に影ができにくくなるのである。
ふたつめは「太陽光LED」。自然光に限りなく近い光は、成長期の子供の目に優しい。一般的な白色LEDライトと比べると、ピーク時のブルーライトは約半分だそうだ。また、美術館などの色にシビアな環境で使用されるのも太陽光LED。従来の照明で失われてしまった本来の色合いを見ることで、クリエイティブな感性も養われるかもしれない。
子供たちが好みそうな面白い仕掛けも満載。6段階の明るさ調節ができるシンプルな操作感と、目盛りごとに鳴る音は、点灯して机に向かうのが楽しくなりそう。付属するステッカーで、デザインをカスタマイズすることもできる。
子供の感性にくわえ、大人の審美眼もしっかり押さえた機能とデザインの美しさは、さすがバルミューダ。物欲を刺激してくるのは、なにも大人向けのアイテムだけじゃないみたい。自分が使ってみたくなる気持ちを抑えつつ、“理想の光”で子供たちの将来をやさしく照らしてあげよう。
[問い合わせ]バルミューダwww.balmuda.com/jp中山秀明=文