本誌看板モデルのマーシーこと三浦理志さんは、仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。そんな彼のリアルなライフスタイルから生まれたレシピを、ここに紹介しよう。
先日、念願の中華鍋&中華お玉を手に入れました。目的? そりゃ〜もちろん、ウマいチャーハンを作るために決まってます!
というわけで、改めてチャーハン道を極めるべくラーメン屋を営む地元の先輩に弟子入りし、極意をしっかり盗んで……いや修業してきました。で、完成したのが、今回紹介する「ラーメン屋のチャーシューチャーハン」!
最大のこだわりにして味のポイントとなるのは、炒める際に使う焦がしネギ油。コレがやめられない止まらない、サッパリでいて奥深い味わいの決め手となります。
「ミウラメシ」を最初から読む具材の主役は、ラーメン屋のチャーハンといえば……もちろんチャーシュー。時間はちょっとかかるけど、肉と調味料を一気に鍋に入れて煮込むだけだし、出来合いのものより自分で作った出来たてを使ったほうが、もう断然ウマいので、ぜひお試しを!
【今回のメニュー】ラーメン屋のチャーシューチャーハン【材料】※1人前【チャーシュー(作りやすい分量)】豚バラブロック 500g
長ネギの青い部分 1本分
生姜の薄切り 2枚
水 300cc
酒 150cc
醤油 50cc
みりん 50cc
砂糖 30g
【A/焦がしネギ油(作りやすい分量)】長ネギの青い部分 1本分
サラダ油 200cc
【B/合わせ調味料(作りやすい分量)】塩 大さじ1
砂糖 小さじ1
白コショウ 小さじ1
黒コショウ 少々
【チャーハン(1人前)】硬めに炊いたご飯 200g
チャーシュー 50g
かまぼこ 1切れ
卵 1個
小ネギの小口切り 1つかみ分
焦がしネギ油(A) 大さじ2
合わせ調味料(B) 小さじ1
オイスターソース 小さじ1/2
チャーシューの煮汁 小さじ1/2
紅生姜 適量
【作り方】
◆1
【チャーシュー】を作る。材料をすべて鍋に入れ、落とし蓋をして弱火で1時間煮込む。まんべんなく味が染み込むように、途中で肉をひっくり返す。1時間煮込み終わったら煮汁を取り分けておく。
◆2
【焦がしネギ油】を作る。長ネギの青い部分を小口切りにし、低温のサラダ油でじっくり揚げる。20分ほどして長ネギがキツネ色になったら、キッチンペーパーなどで濾す。
◆3
【合わせ調味料】の材料をよく混ぜ合わせておく。
◆4
1のチャーシュー50gを2cm角に切る。かまぼこは5mm角に切る。卵は軽く溶いておく。
◆5
フライパンを強火でしっかり温め、2の焦がしネギ油を入れて馴染ませたら、いったん濡れた布巾の上に置いて少し冷ます。
◆6
5のフライパンを再び強火にかけ、溶き卵を入れる。卵が油で泳いでいる状態のところに、硬めに炊いたご飯、チャーシュー、かまぼこを同時に投入して一気に混ぜ、フライパンいっぱいに広げてお玉などで押しながら炒める。
◆7
ご飯と卵、具材が混ざったら、3の合わせ調味料、オイスターソースを加えてさらに炒める。
◆8
鍋肌に1のチャーシューの煮汁(小さじ1/2)を入れて混ぜる。火を止めて小ネギを加え、全体をサッと混ぜ合わせたら器によそう。お好みで紅生姜を添えて召し上がれ。
[三浦理志 プロフィール]
オーシャンズモデル。愛称はマーシー。仕事のかたわら“サーフ&ノーフ”の生活を実践中。隙間を見つけては波乗りを楽しみ、数年前からは、通称「三浦農園」で収穫した野菜を使ってキッチンで腕を振るっている。
三浦理志=料理 渡辺修身=写真 中里真理子=スタイリング 嶋田裕子=編集