昨今のトレンドを語るうえで欠かせないキーワードとなっているのが「和テイスト」である。ハイブランドのランウェイでも半襟のジャケットや、法被のような大振りな袖の服が闊歩し、その波が世界レベルなことを気付かせてくれる。
そんな“和”ブームな中で、フランス発の高級生地ブランドであるドーメルが、なんと和服の仕立てをスタートすることになった。
イギリスから毛織物を輸入しフランスで販売するというスタイルで、1842年から始まった世界最古の服地マーチャントとして知られるドーメル。ここの高級生地で仕立てるオーダーメイドスーツは、世界のセレブリティから圧倒的な支持を受けている。
新たなサービスは自分好みの生地で和服を仕立ててもらえるという、なんとも“粋”なものだ。
クラシックなスーツ地「アマデウス」や、ウール100%のナチュラルストレッチ生地「エクセル」など、普段スーツに使われている人気ファブリックから自分好みのものをチョイス。メンズ、レディス問わず、着物、羽織、袴の3アイテムをオーダー可能だ。
フランスでは、日仏友好160周年を記念した祭典「ジャポニスム2018」が開催されるなど、ニッポン文化が注目を集めている。ドーメルもこのイベントで、茶道のお点前やオリジナルの服地を使った着物を展示し、イベント後には、パリでも着物オーダーメイドサービスをスタートする予定だ。
エレガントなフランスのファブリックで作られる日本の伝統ファッション。オーダーメイドは9月19日からドーメル青山店で受付が始まっており、手元に着物が届くのは注文から約1カ月半後だという。ぜひその目でドーメルの“粋”をチェックすべし!
[問い合わせ]ドーメル青山店03-3470-0251
※生地の種類や仕様によって納期・価格の変動ありPOW-DER=文