さて、看板娘がオススメのワインを3本持ってきてくれた。
「左はフランスのスパークリングで、酸味が効いていてフルーティーな味わい。真ん中はフランスの地ぶどうで作ったワインで、チーズとの相性がバッチリです。右はポルトガルのドウロ地方で作られたワインで、とくに夏にオススメしています」
決めた。「どれを選んだと思いますか?」と聞くと、即答で「これでしょう?」(上の写真)。正解です。ラベルがかわいいから。
香織さんが「白ワイン特有の濁りがまったくなくて澄んでいます」というワインをいただくことにする。グラス1杯900円。
これは美味しい。すっきりとした飲み口で、何杯でもイケそうだ。ここで、「明日からメニューに乗せるフードがあるんですが、召し上がりますか?」というご提案。おお、ぜひ。
「『スブリデオオムレツ&ラクレット』です。ラクレットはフランス人のエルベさんが作った熟成チーズで、こういう風に切り口を温めてから削いでお料理に乗せます」
「2018年で一番美味しい」。思わず、最高の賛辞が口から飛び出した。
大袈裟ではなく本気で美味しい。「シェフを呼んでくれ」とは言わず、自分で感想を伝えに行った。
ついでに、香織さんの魅力も聞いてみよう。
「とにかく、人間が好きで好きでたまらない子。人を笑顔にさせる天才だし、お客さんの好みもすぐに覚えるのでフロアは任せっぱなしです」
こちらも、かなりの高評価だ。
そうだ、香織さんイチ推しのチーズは何だろう。
「あー、超いっぱいあるから難しい! 強いて言えば、イギリス産の『スティルトン』でしょうか。熟成が進んで凝縮された旨味がやばいです。よかったら、ひと口どうぞ」
3/3