長く、安全に、楽しく使えるような設計も好感度高し
この迷路ゲームだけでも、かなり楽しめてしまうアリロだが、スマートフォンに専用アプリをインストールすることで、遊び方のバリエーションを拡げることもできるようになっている。
このように、スマートフォンをリモコンがわりにアリロの操縦ができるほか、画面に描いた線の通りにアリロを動かしたりすることも可能。
さらには、命令が収められたブロックを並べることで、本格的なプログラミングを行い、アリロを動かすモードまで用意されている。
ここまでくると、さすがに未就学児の手には余るだろうが、逆に言えば、小学校にあがってからも長く遊べるように考えられているということなのだろう。
アリロ本体やパネルなどが小さな子供にも使いやすく、かつ安全に使用できるようにつくられているのが少し触っただけでわかるのも、好感度が高いところ。約2万円と、価格は決して安くはないが、ITに強い子供を育てるためなら、有益な投資の範囲と言えそうだ。
石井アリ郎=取材・文