ファッション雑誌を飾るモデルたちはそりゃ服が似合うに決まってますわ。でも、俺たちの多くは手足が長くて、8頭身で、端正な体つきで、ということでもなく……。
と、そんなことを微塵もネガティブに捉えずに、自分の体型を活かした格好いいスタイリングの同胞を街角パパラッチ!
身長別にお届けする、スタイルがよく見えるコーディネイト集。今回は160cm台の洒落た大人を見ていこう!
160cm 吉田和樹さん(32歳)
ポイントはディッキーズのサイジングと裾感。
肩線が少し落ちて見えながら、上半身がコンパクトに見えるサイズのTシャツを選んでいるのがポイント。そこに太めのディッキーズを合わせて、くるぶし丈にロールアップしたのが大正解。シンプルなコーディネイトながら、随所にバランスを計ったディテール処理が光ってました。
165cm 西尾洋平さん(38歳)
アイポイントを上へ、上へ、と持ってきました。
カリフォルニアのサーフ&スケートブランドで全身をまとめた西尾さん。そのポイントは暗い色のボトムスに対してトップスの明るい配色術にあり。シャツに色を使い、さらにハットに強い同系色を選ぶことで、アイポイントがキュッと上にシフトするのだ。皆さんも、目が上に行ったはず。
165cm 小川英之さん(38歳)
シンプルなTシャツ&デニムが格好いい理由。
長髪は高身長の人に似合う。というセオリーを気持ち良く覆してくれた小川さん。バランスのいい体型を活かし、ジャストサイズのTシャツとデニムを着て、キャップでちょっとしたアクセントを。あとは、本人にしか出せない雰囲気ってやつがスパイス、って書いたら元も子もない!?
166cm 片岡伴征さん(40歳)
トレンドのハワイアンシャツはこう着ます。
この夏最大のヒットアイテム、ハワイアンシャツをビッグサイズで羽織ったグッドスタイリング。だらしなく見えがちなアイテムを味方にした理由は、インナーに白を合わせ、ボトムスをスリムテパードにすることで、色とシルエットでメリハリを作ったこと。今すぐお手本にしたい。
166cm ムトウヒロアキさん(30歳)
個性派シャツを使って上半身にボリュームをまとめる。
生成り色でプルオーバー型のスタンドカラーシャツをオリエンタルな雰囲気で。きれいな脚を武器に短い丈のショーツを合わせ、トップスにボリューム感をまとめたコーディネイトを。これでOC世代がショーツを中途半端に長くすると、途端にダサくて野暮ったくなるのでご注意を。
168cm 佐々木茂雄さん(46歳)
厚い胸板を活かしたシンプルコーデで精悍さをキープ。
ジム通いをされていると話してくれた佐々木さん、均整の取れた体が活きる、適度なフィッティングのTシャツをピック。黒で引き締まった印象に見せて、さらにパンツは裾をロールアップして軽快に。意識が高い大人は、涼しい顔して普通な感じの服をセンス良く着こなしているのだ。