スタイリストとしてだけでなくさまざまな分野で活躍し、オーシャンズ世代の先頭を突っ走る熊谷隆志さん。
そんな彼が、千葉に海好きにはたまらない宿泊施設が誕生! という情報を聞いて、いてもたってもいられなくなった模様。早速、現地を訪問してきた。
「熊谷隆志のお洒落で悪いか!」を最初から読む海を見ながら眠りに落ち波の音で目が覚める
都心からクルマで約100分。房総フラワーラインを小道に入ると、いきなり目の前に現れる小さなヴィレッジが、ザ・チクラウミベースキャンプだ。
7棟のコテージは3タイプの部屋に分かれ、熊谷さんは、海に面した2階建てのHOUSE Cに宿泊。1階には広いキッチンとテラスがあり、2階に上がると窓の向こうに海が広がる、居心地最高のコテージがある。
ここの建物はすべてオーナー自ら設計や内装を考えたそうで、天井の高さや空間の取り方が抜群にいい。熊谷さんも「いつか我が家を増築するときの参考にしたい」と絶賛だ。
★STAY
ブルーの壁が印象的なHOUSE C。階段を上がるとまず2階の窓から見える海に圧倒される。まるで大きなスクリーンを見ているかのようで、寝たまま波の具合をチェックできる。
どのタイプの部屋も、キッチンだけでなくバスルームもかなり広めで、大きいバスタブでゆっくりバスタイムを堪能できるのもうれしい。
★COOKING
うちにもこんなキッチンがあったらいいなと思わせる、広くて機能的なシステムキッチンは、すべてのコテージに完備。バーミキュラをはじめ、最新の家電やツール、食器、カトラリー、調味料やハーブまで常備されている。
地元で獲れる房洲海老やサザエ、新鮮な野菜を近所で入手して、みんなでワイワイ料理を楽しみたい。
★SURF
千葉南屈指のサーフポイントである千歳の隣、千倉の海が目の前に広がっているのだから、サーファーにはたまらない。この日も朝4時起床で、いい波を楽しんだ。サーフィンしてから、海沿いの東屋でコーヒーを飲みながら仲間たちと談笑。こういう時間が最高。
昼間は自転車を借りて、近所の野山を散策したりするのもいいかもしれない。もちろん手作りのお弁当を携えてね。
ここでの正しい過ごし方は、サーフィンをして料理をして食べて、海を見ながら眠りに落ちる、ただそれだけ。これぞ贅沢な時間の過ごし方。
今回、熊谷さんは千倉の海に10年ぶりくらいに入ったそうで、波もなかなか良かったと満足げ。「そう、ここはなんとなくオーストラリアのバイロンベイみたいな雰囲気があるね。家族や友達を連れて、ぜひまた来たい」と感動しきりだった。
ザ・チクラウミベースキャンプ 住所:千葉県南房総市千倉町白子2521-4 電話番号:0470-29-5975 宿泊料[1泊、参考価格] HOUSE A:5万円〜、HOUSE B:8万円〜、HOUSE C:15万円〜 http://chikuraumi.basecamp.style 熊谷隆志(くまがいたかし)
1970年生まれ。渡仏し、’94年スタイリストとして活動開始。’98年以降はフォトグラファーとしても活躍。東京・原宿にあるセレクトショップCPCMのディレクターを務め、ファッションからクラフト、ワークショップなどのモノ・コトを通して、本質的なウェルビーイングを提案している。東京・駒沢ではパーソナルショップ、ウィンダンシーを運営。また、グリーンライフにも造詣が深く、趣味はサーフィン。
熊谷隆志=写真