英国の自動車メーカー、モーガンやトヨタのカローラは、昔からよく知っていた。けれど、日本に正規代理店がなかったり、“おじさんのクルマ”というパブリックイメージがあったりで、どこか近いようで遠い存在でもあった。
しかし、この度その微妙な距離が縮まった。
110年変わらぬ姿の英国車がついに日本上陸
1909年に創業した英国の自動車メーカー、モーガン。伝統的なラダーフレームに木枠のカーゴスペースを組む製法を貫き、1950年代からほぼ変わらない姿の名車として世界中にファンを持っている。
そんなモーガンがついに日本正規代理店を設け、我々も“オフィシャル”を楽しめるようになった。
全4型を展開し、写真の「モーガン4 / 4」(766万8000円)はフォード製1.6Lエンジン搭載。カッタウェイ仕様のドアも小さく、ホロを開けてオープンで乗ったときの爽快感は抜群だ。
羊革で統一したインテリアも素晴らしく、嗜好品としてのクルマの楽しみを存分に味わえる。いつかは、と思っていた夢をかなえる時が来たようだ。
走る楽しみを手に入れた「トヨタ」のカローラ
1966年に生まれ、今や世界で通算4500万台を販売するベストセラー。日本が世界に誇る大衆車、カローラである。
12代目として発表された新型は、久々にハッチバックを復活、スポーティなルックスで“おじさんのクルマ”というパブリックイメージからの脱却を図っている。
さらに100万㎞の走行テストを行うことで走りにも磨きをかけ、エンジンは1.8Lハイブリッドと、MT車も選べる1.2Lターボの2種類を用意するという。
また、音声認識で最適な情報を教えてくれる最新技術「コネクティッド」も装備と、見逃せない存在に。走る楽しみを手に入れ、カローラはもっと“みんなのクルマ”に進化した。価格は213万円から。
手が届く存在となった夢のクルマ、イメージ刷新で若返った日本が誇る名車。どちらも、我々を大いに楽しませてくれそうだ。