年を重ねて妙に気になる、重厚なゴールドの腕時計。今の枯れ感に、なんだか似合う気がする。そして、タイムレスなものほどいい。いつかは我が子に、という気持ちも芽生えてきているしね。
IWC
IWC/ダ・ヴィンチ・オートマティック “150 イヤーズ”
向こう150年歓迎されるタイムレスな顔と高性能
10層以上重ねて塗装されたラッカーダイヤルとアラビアインデックス、ドーム型風防に青焼きされたスチール針、そしてサントーニ社製のアリゲーターストラップ……。
上品でいて、そこはかとない重厚感を感じさせるダ・ヴィンチのジュビリーコレクション。搭載する新開発の自社キャリバーは、負荷のかかるパーツにセラミックスを採用。
外見のクラシカルさと裏腹に、先端の技術が用いられる。
GRAND SEIKO
グランドセイコー/キャリバー9F 25周年記念限定
セイコースタイルで見せるコンビ使いの可能性
YGのベゼル&シャンパンゴールドのダイヤルに、ステンレススチールを組み合わせたレトロな風情。
これが品良く繊細に映るのは、’67年に登場した名作44GSを元祖とするセイコースタイルを踏襲したケースに収まるからと言っていい。
「クオーツを超えたクオーツ」と呼ばれるキャリバー9Fの誕生25周年を記念する本作は、精度を年差±5秒に詰めた特別版を搭載している。
BREGUET
ブレゲ/クラシック エクストラ-フラット 5157
緻密な技がさえわたる、貫禄十分な極薄時計
高級時計界で高い技術力の証しでもある「エクストラ-フラット」モデル。自動巻きムーブメントでケース厚5.45mmはそのトップクラスだ。
それでいて、同社が得意とするフルート装飾(=コインエッジ)やクル・ド・パリの手彫りギョーシェ、アイコンのブレゲ針など、クラシカルなディテールも満載。アクセは不要、1本着けているだけで十分な貫禄を醸せる。
CARL F. BUCHERER
カール F.ブヘラ/マネロ ペリフェラル
ライトブラウンが金に与える柔和な存在感
ルツェルンのマニュファクチュールが巻き上げ効率を誇るのが、ムーブメントの外周を周回するユニークな「ペリフェラル(=周辺の)ローター」を持つ自社キャリバー。
搭載するのは、くさび形インデックスがクラシカルなモデル。
色使いのセンスに長けるブランドだけあって、ライトブラウンのアリゲーターストラップとのマイルドな組み合わせが金の新たな表情を伝える。
※本文中における素材の略称は以下のとおり。
SS=ステンレススチール、K18=18金、YG=イエローゴールド