夏にはきたいボトムスの選択肢は限られる。特にデニムは暑い、ショーツは気恥ずかしいと消極的なら、同じように合わせやすくて、軽やかさもある第3のパンツ、ピケパンとサマースラックスが最高に調子いい。
今季もフル回転必至のシャツ3種とコーデ実例を参考に、改めてそれぞれのユーティリティを確認しよう。
着回すパンツ「ピケパン」
軽さと心地良さが共存、デニムに隠れた安定の実力者’60年代のサーフ&カリフォルニアスタイルに欠かせないピケ素材のジーンズ。デニムよりさらっとしていて見た目も爽快で清潔感もある。そこのキミ、これをワードローブに加えないのは、なぜだい?
着回し① ピケパン + デニムシャツ
ともに漂うウエスタンの薫りで西海岸にフィーチャーピケパンが持っているウエスタンなテイストを考えれば、同様にウエスタン仕様のデニムシャツがぴったりハマる。プリントTシャツをインして、西海岸風イージーゴーイングなスタイルを。
着回し② ピケパン + マドラスチェック
好感度調査で上位に入るのはこういうコーディネイト渋カジの主役だったマドラスチェックシャツも人気再燃。そして、ピケパンとの取り合わせの良さたるや。なので"シャツイチ"のコーディネイトがちょうどいい。こういうのが好きという女子、多いです。※編集部調べ。
着回し③ ピケパン + ギンガムチェック
奇をてらわずシンプルに着る。大人ファッションの絶対条件パンツと同系色、ブラウンの色柄をピックアップ。足元にきれいな色の真新しいデッキスニーカーを合わせる。それだけ。シャツは洗いざらしで気持ち良く着てほしい。
着回すパンツ「サマースラックス」
テーパード回帰に乗った、クラシカルなタック入りが新鮮ワンプリーツのアンクル丈&ゆとりあるテーパードは、まさに今持っていないとマズいシルエット。Tシャツ1枚に合わせるだけで、ニヤリとするくらい格好いいです。本当に。
着回し① サマースラックス + デニムシャツ
ストリートに洗練をもたらす37.5歳必須の組み合わせストリートなアイテムにも、このパンツはすこぶる相性良し。でもワークパンツのようにルーズに見えない。トップスはパーカや半袖のワークシャツなんかを合わせても格好いい。
着回し② サマースラックス + マドラスチェック
レイヤードを駆使して、新感覚のビーチサイドスタイルをドレッシーなスラックスなら、対比の効果を狙ったビーチサイドスタイルを。ライトなネルのマドラスシャツをアウター使いしてスウェットパーカをイン、話題のサンダルの足元が際立ってくる。
着回し③ サマースラックス + ギンガムチェック
爽やかさにキレイめながら遊びを加えるボトムス選び暑い夏こそ着たい、爽やかで清潔なブルーのギンガムチェック。遊びの効いたテーパードスラックスなら、マジメに見えすぎない好バランスに。
畑中清孝(UM)=写真(人物) 鈴木泰之=写真(静物) 星 光彦=スタイリング 向後信行(JANEiRO)=ヘアメイク