今シーズン、突如トレンド感のあるブランドやショップでリリースされているのが、懐かしの軍パン&カーゴショーツ。一着でアクセントとなる強い個性は、シンプルコーディネイトの主役に最適だ。
“今すぐ(Early Summer)”&“真夏(Mid summer)”の、王道4種の着回し方はこうだ!!
カーゴショーツを着回し
「Early Summerのカーゴショーツ」
=爽やか&アクティブな海&山ミクスチャーの要
爽やかなマリンテイスト薫るリネンのプルオーバー。そして、懐かしく骨太な3アイレットのキャンプモカシン。この両者を見事につなぐのが、クリーンで男クサいカーゴショーツだ。アクティブな夏の即戦力として重宝する。
「Mid summerのカーゴショーツ」
=個性ある3者を男クサく、シャープに
カーゴショーツ特有のエクスプローラー感を、いっそう男クサく盛り上げてくれるのが、アロハシャツとフォークロアなスニーカーだ。
カモ柄ショーツを着回し
「Early Summerのカモ柄ショーツ」
=上質な大人服に映えるタイガーカモの投入術
テーマは「オトナの’90sストリート」。当時流行したタイガーカモ柄のショーツを、スケートシューズとプリントTであの頃のように。ネルシャツではなく、デザインされた無地のプルオーバーシャツを合わせるあたりが、アップデート感かな。
「Mid summerのカモ柄ショーツ」
=アクの強い柄をプレッピー的に再構築
プレッピーテイストで品の良さを加味するなら、ショールカラーの半袖スウェットも候補。王道ブランドのチャンピオンというチョイスや、復刻されたリーボックの「ビートニク」の足元も、我々の世代にはたまらないところだ。
オリーブカーゴを着回し
「Early Summerのオリーブカーゴ」
=ミリタリー感に縛られない先端的テックウェアミックス
6ポケットカーゴは、ミリタリー由来の骨太感が野暮ったくなりすぎることも。先端のテクノロジーを搭載した機能ウェアと合わせれば、そこに洗練を上乗せすることができるのだ。裾の紐はミッドカットに合わせて締める遊び心も歓迎!
「Mid summerのオリーブカーゴ」
=フレンチをトッピングして「甘辛」に仕上げる
定番中の定番、アニエスベーのボーダーロングTも、カーゴに相性ぴったりの存在だ。フレンチが醸し出す、甘い雰囲気に、ミリタリーで鍛え上げられた6ポケットのボリューム感がコントラスト、いわゆる「甘辛ミックス」に。
ネイビーカーゴを着回し
「Early Summerのネイビーカーゴ」
=軍パン姿を新鮮に魅せる渋カジの現代的解釈
出ました、渋カジ。僕らの世代で軍パンといえば、ブルックスの紺ブレ&タイドアップだ。それでも現代のエッセンスは不可欠。パンツをネイビーに、そしてデニム&ベージュタイで新鮮なカラーパレットに。裾の紐はキュッと縛ってシルエットを今っぽくせよ!
「Mid summerのネイビーカーゴ」
=簡単便利、ネイビーには王道のホワイトで間違いない
色使いは王道だけれども、合わせるアイテムで時代性を加味したい。トップスはビッグシルエットの布帛Tシャツを。足元はニューバランスが相性いいゾ。
畑中清孝(UM)=写真(人物) 星 光彦=スタイリング 向後信行(JANEiRO)=ヘアメイク 髙村将司=文