「隣のオッサンは青いか?」を最初から読むたとえ一家を背負う身だとしても、欲しいものは欲しい。とはいえ高額なアイテムともなると、黙っているつもりはなかったとしても、結果的に“妻に内緒の買い物”になってしまうケースもあるだろう。そこで気になる他人の“秘密の買い物”事情について、30〜40代の既婚男性100人にアンケート調査した(協力:アイリサーチ)。
最高のご褒美は「グッチの時計」! ハラハラする品目も……
■秘密の買い物、したことある?・ある 26%
・ない 74%
まず、妻に内緒で買い物をしたことがあると答えた男性は3割弱に及ぶ。男性の大多数は買い物の際にはきちんと妻に報告しているようだ。しかし、秘密の買い物をしたことが「ある」と答えた人たちの買い物の最高額の平均は「約44万4230円」。なかなかの高額である。
うち、最も低額な買い物は1万5000円で「時計」(38歳)という答え。一方、最も高額なものの品目は、同じ時計は時計でも「グッチの腕時計」(35歳)で、お値段はなんと300万円! 自分にとっては最高のご褒美だが、どうやって大型の出費を妻に内緒にし通せたのかが気になるところ。
「指輪/10万円」(43歳)、「ネックレス/22万円」(44歳)といったアクセサリー類を内緒で買ったという声も多かった。自分用ならまだしも、もしこれが妻にバレたくない“プレゼント用”であったとしたら……と、変に勘ぐってしまいそう。
ほかにも、「株/35万円」(44歳)、「投資信託/150万円」(38歳)など、目には見えない商品や「ゴルフクラブ/7万円」(34歳)、「リール/8万円」(47歳)と趣味の道具も、妻にこっそり購入するという男性は少なくない。
妻側の高額な“秘密の買い物”、その使い道に衝撃!
さて、内緒は夫の専売特許ではない。ひるがえって妻側の“秘密の買い物”事情はどうなのだろう。20〜30代の女性50人に聞いてみると以下のような結果になった。
■夫に秘密の買い物、したことある?・ある 20%
・ない 80%
「ある」と答えた女性の割合は男性よりわずかに少ない結果に。一方で大きく差が出たのはその最高額の平均で、「約15万700円」と男性に比べると少なめ。最少額は1万円、最大額は60万円という結果となった。
使い道として多かったのは「ブライダルエステのチケット/5万円」(29歳)、「美顔器/8万円」(33歳)、「エステ/3万円」(27歳)といった“自分磨き”のための投資。指輪やネックレスといった男性に多かった「アクセサリー類」を挙げた女性はいなかった。プレゼントの代表・アクセサリーは、人にもらってこそなのかもしれない。
気になる最高額60万円の使い道はというと「ブランドのバッグ、ホストクラブの飲み会」(31歳)。後者のほうは確かに夫には言えない、そして夫としても“知らぬが仏”の買い物だ……。
なお、最低額1万円の使い道は「ライブのチケット」(37歳)というお答え。男性は一度に大きな金額を使うのに対し、額自体は少額ではあるが、もしかしたら妻の“秘密の買い物”の頻度は男性より多かったりするのかもしれない。
「自分へのご褒美」という表現はよく目にするが、どうやら結婚して夫婦になっても、それぞれ“秘密の買い物”で、日々頑張っている自分を労う人は多いようだ。もちろん、金額や買い物の頻度にもよるとは思うが、もしもパートナーの秘密の出費を見つけたとしても、互いに「お疲れ様」の気持ちを込めて“知らないふり”をするという選択肢も、ある意味夫婦円満の秘訣……かも?
文=フジアマネ